山形放送

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ノルウェー・オスロで開催されたワールドカップ男子スキージャンプラージヒルで、山形市役所職員の内藤智文選手が初優勝を飾りました。

内藤智文選手(33)は現地時間の15日、ノルウェー・オスロで開催されたワールドカップ男子スキージャンプ第26戦ラージヒルに出場。
強風の影響によって1本のみとなったジャンプで、131.5メートルを飛び、初優勝を飾りました。内藤選手は「難しい試合の中で良いジャンプができたのがまず良かった。とんでもない結果がついてきて現実味がない。ただ、記憶にも記録にもしっかり残ると思うので、いつかかみしめられる日が来ると思う。あと2週間のワールドカップで怪我無く、よいジャンプをしたい」とコメントを出しています。

東京都出身の内藤選手は、大学卒業後に茨城県を拠点に競技生活を送り、2019年には国体で優勝を果たすなど社会人で頭角を現し始めた矢先、コロナ禍のあおりを受け支援先の企業から解雇を告げられました。それでも貯金や雇用保険を活動資金に充てて競技生活を続けていた内藤選手は、4年前に蔵王での冬季国体の開催を控えた県スポーツ協会から誘いを受け山形市へ移住し、再スタートを切りました。

内藤智文選手「年齢もあり、トップを目指し続ける最後の挑戦になるかなと」

移住後は国内外の大会への出場を重ね、成績を伸ばします。去年からは山形市役所スポーツ課に勤務。
地元開催のサマージャンプ山形蔵王大会では小林陵侑選手に敗れたものの成年男子で準優勝を果たすなど活躍を見せます。今シーズンは去年11月から世界各地で行われるワールドカップに出場。ミラノ・コルティナオリンピックへの出場こそ果たせませんでしたが、今回悲願のワールドカップ優勝の栄光をつかみました。

小坂憲央アナウンサー「こちら、内藤選手が勤務している山形市役所スポーツ課です。同僚の皆さんに喜びの声をうかがいます」
山形市役所スポーツ課 遠藤一人課長「とてもすごいことをやってくれたなという感想が一番。職場のグループLINEにけさ6時ごろ連絡をもらった。今回は絶対に個人で表彰台に上るんだと意気込みを話していたので現実になって良かった」
職場の同僚「試合は真面目だし仕事もきっちりしているけどお話したり懇親会だとだいぶ面白い人」
職場の上司「スポーツ課でみんなで拍手で迎えたい」

内藤選手は、今シーズン残り2戦ワールドカップを転戦した後、4月山形市に凱旋します。