「上関原発を建てさせない祝島島民の会」にボーリング調査を妨害しないよう命じる~山口地裁岩国支部 中国電力はボーリング調査準備へ
中国電力が上関町祝島の反原発団体を相手取り上関原発建設に向けた調査を妨害しないように求めた民事裁判で山口地裁岩国支部は5日、島民の会に対して調査を妨害しないよう命じる判決を言い渡しました。
この裁判は中国電力が「上関原発を建てさせない祝島島民の会」を相手取り2022年10月に提訴したもので、上関原発建設予定海域で計画しているボーリング調査などを妨害しないよう求めていました。
中国電力は2019年以降3度、海のボーリング調査に着手しようとしましたが島民の会の会員らが海域に船を出すなどしたため実施を見送っていて裁判では、中国電力が工事を妨害することを予防する権利、=妨害予防請求権をもっているかどうか大きな争点となっていました。
判決の日のきょう…
(小井土夏音記者)
「午前10時過ぎの山口地裁岩国支部です。判決を前に被告やその支援者が原発計画反対へののぼりをかかげ、デモ行進を行っています」
そして午前11時15分、山口地裁岩国支部の小川暁裁判長は原告の中国電力側の請求を認め島民の会に対して調査を妨害しないよう命じる判決を言い渡しました。判決が言い渡されると、詰めかけた被告の支持者らは「不当判決」、「海が中電に奪われた」などと書かれた紙を掲げられました。
判決を受け中国電力上関原子力発電所準備事務所の仲田大輔副所長は「この度の判決は当社のこれまでの主張が裁判所に認められたものであると考えております。海上ボーリング調査は安全かつ安心な原子力発電所の建設に向けて必要なものであると考えておりまして安全かつ確実な調査の実施に向けて引き続き取り組んでまいりたい」とコメントをしています。
また海上ボーリングについては「準備を進めていく」と話していますが、海象条件など資材の調達の関係などがありスケジュールについては「現時点で決まったものはない」としています。
一方、祝島島民の会の清水康博さんは、「漁師の権利で行っている、そこが認められないのは納得できない」などと話しています。
