「恋愛する気はなかった」34歳女優の心を動かした彼の言葉
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、昨年11月26日に結婚を公表した、俳優で油絵作家の松宮なつさん(34)とサッカー元日本代表でJ1ファジアーノ岡山のDF・立田悠悟選手(27)。
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まだ知っていきたい段階
2024年夏。当時、柏レイソルに所属していた悠悟さんがチームでの移動中、
「タイプの人見つけた!」

見ていたのはなつさんのインスタグラム。すると先輩選手がなつさんを知っていて、彼女にDMを送った。
「後輩選手がすごくかわいいって言ってるんですけど、もし今いい人いなければ、ご飯だけでも一緒に行ってやってもらえませんか?」
かくして9月、先輩を交えた三人で食事へ。だが悠悟さんは人見知り。「顔を見たら恥ずかしくなって」、ほぼ喋れず。先輩となつさんが喋る時間が続いた。悠悟さんのインスタで「やんちゃそう」と彼女が感じていたのとは対極の姿だった。
何とか連絡先は交換。ここから悠悟さんが積極的にアプローチを始める。
「ご飯に行きましょう」
何度か誘いが続き、「一度行ってみよう。話が途切れたら私が話題を振ればいい」と考えたなつさん。彼女の希望をくんで悠悟さんが焼き鳥店を探し、初デート。食の好みや出自の話など「意外と喋ってくれた」と彼女は胸をなで下ろした。
その後も食事を重ね、10月。車で彼女を送った悠悟さんが「好きなのでお付き合いしてもらいたいです」と攻め込む。が「まだ(悠悟さんを)知っていきたい段階」。ゴールならず……。彼女は当時、「あまり恋愛する気がなかった」という。
それでも悠悟さんは怯まず、「これから加点していきたいから会ってもらえるだけ会いたいです」と言い、会うたびに「好きです」と繰り返していた。その真剣さに彼女の心が動く。同月下旬、「好きです」と告げた悠悟さんに「じゃあ付き合いましょう」となつさん。「えっ」。まさかの逆告白に一瞬の静寂があったが、もちろん彼は大喜びした。
自分のことのように考えてくれる
12月、彼の移籍話が浮上する。二人でお茶の最中に鳴った彼のスマホ。通話中、見る見るうちにその表情が青ざめる。いくつかのクラブからのオファーはすでに来ていたが、彼は「もうサッカーができないかもしれない」と疑心暗鬼に。そんな彼を見てなつさんが年上らしいアドバイスで彼を救った。
移籍先ごとのメリット、デメリットを言語化し、一刻も早く移籍先を決めたいと焦る彼を落ち着かせ、1週間話し合った。結果、岡山へ移籍。悠悟さんは「一番いいチャレンジができる決断ができた」と振り返る。
「僕が彼女を好きなところの一つでもありますが、自分のことのように僕のことを考えてくれるんです」
移籍後初試合は、岡山のJ1昇格後初戦。見事勝利で飾り、応援に駆け付けたなつさんも「生き生きとして調子が良かった」と新天地での彼の活躍を喜んだ。
交際当初から結婚を視野に入れていた悠悟さんは、昨年春ごろから求婚のタイミングを探っていた。6月、「久しぶりに東京に行くよ。デートプランは任せて」と伝えて訪れたのは「ホテル雅叙園東京」。レストランに入る前にトイレに行った悠悟さんがなかなか戻らず、「お腹を壊したかな」と考えていた彼女の元に「こちらへどうぞ」とスタッフ。先に席へ案内してくれるかと思いきや、大きなドアの前に立たされた。ドアが開くとそこはチャペル。スーツに着替えた彼がバラ108本を抱えていた。近くに行くと足を震わす彼が「よかったら僕と結婚してください」とひざまずいて求婚。なつさんは感動の涙をこぼしながら「はい」と返答した。
今の仲の良さを続け「何でも話そうね」と約束している。悠悟さんは、彼女の作る豚汁が大好物だ。彼の今季のプレーになつさん効果があることは間違いない。
「週刊新潮」2026年2月12日号 掲載
