Image: NEOM

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン王太子が進める超大型都市プロジェクトNEOM。

巨大な壁に囲まれた都市は、特殊な高速移動手段を用いて車も道も不要。壁の中で必要なものすべてが手に入り、サステナブルに人々が暮らせる街をつくるプロジェクトとして、世界中から注目を浴びています。

一方で発表から数年が経ち、資金不足や構想の複雑さからプロジェクトは縮小し、昨年にはNEOMプロジェクトのCEOも辞任。プロジェクト自体継続はされていますが、都市計画というよりは、夢のようなアイデアやコンセプトの発表だけで終わりそうだという見方が強まってきました。そろそろ落とし所が必要なようです。

NEOM、単なるAIデータセンターになる可能性も

Financial Timesの報道によれば、どうやら未来の街づくりからデータセンターへシフトしそうだとか…。サルマーン王太子は、サウジアラビアをAI拠点にしたい考えがあるので、まぁいい落とし所なのかもしれません。

NEOMの肝である建物「The Line」建設のため、サウジ政府は一部の人を立ち退きさせました。建設には多くの移民ワーカーが参加するも、差別や人権侵害が問題に。夢のような未来都市構想とは裏腹に、ネガティブなニュースが取り沙汰されるようになりました。

その着地点がAIデータセンターのハブ。人の街ではなく、人工知能の街になるとは、なんとも皮肉なお話です。

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