『モンハン』の「スラッシュアックス」を金属で作ってみた! スイッチ1つで変形する機構を備えたアルミ武器へ「かっこいい!」「これは芸術作品」の反響

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『金属削り出しスラッシュアックス【高速変形】』というAspさんの動画です。

 ゲームをプレイしていると、変形ギミックのある武器がたまに登場します。

 そんな武器の中から、投稿者のAspさんは剣と斧に変形するモンスターハンターシリーズの「スラッシュアックス」を作ることにしました。加工の制限等から片手持ち、安全性を考慮してアルミ製の刃無し、かつワンボタンで変形する仕様・コンセプトで進めます。

 まずは設計。最初は手書きで変形機構を考えます。

 動きのモデルです。斧刃に付けたピンによって刀身が押されて回転します。斧刃が戻る時のために、刀身にはバネで勝手に戻るような力を常にかけておくとのこと。

 斧刃を動かすのはエアシリンダー。コンプレッサーと接続すると、スイッチ1つで中から棒が飛び出します。斧刃の動きに必要なストロークが非常に長いので、全長が長いものを選びました。

 最終的な設計がこちら。上のユニットは腕に付けるガスタンクです。エアシリンダーは長いので、フレームから持ち手部分にかけて内蔵します。

 ゲームのモデルを再現するにあたり、地味に面倒だったのが斧モードのときは斧が少し前に出ている事。これはフレームに掘った斜めの溝に沿わせてスライドさせることで対応。斧を接続する長穴に自由度を持たせることで実現しました。

 アルミからパーツを削り出します。

 刃の部分の局面は、先が丸くなった刃物を往復させることで綺麗に加工できました。

 紙やすりで磨いてアルミ素材の部品の出来上がりです。

 できた部品は研磨石と水と研磨剤が入った容器に入れ、機械でさらに数十時間かけて研磨します。

 研磨のあとは着色。電気を使う「アルマイト」という方法で行うとのこと。

 薄めた硫酸の中で部品に電流を流してアルミの表面に無数の小さな穴を形成。そこへ染料を入れて最後に穴をふさぐという方法です。

 酢酸ニッケルを溶かした水の中で90分加熱して染色が完了。綺麗に染まりました。このグレーがかった色味を出すためにも苦労したそう。絵の具と違って色の変化が直感とズレるので金属の着色は難しいようです。詳しくは動画をご覧ください。

 磨かない部分にカバーを貼り付けたら、刃の部分だけを地道に磨いてピカピカにしました。

 これで部品加工は完了。あとは組み立てです。

 まずは携帯型ガスタンクが完成。

 本体は内部機構を組み込みながら各部を合わせていきます。

 スイッチのユニットはスペースの関係で外付けです。

 刀身を戻すためのバネは剣モードと斧モードの両方で死角となるスペースに仕込んでおきます。

 スラッシュアックスの完成です!

 アルミを削り出し、丁寧に磨き上げた重厚感ある武器へ「かっこいい」「おおおおお」「良すぎる」など歓声まじりのコメントが寄せられます。

 リアルな質感ですが、刃の側面には厚みを残しており刃が無いので安全です。

 重さは約0.9kgでした。

 ガスタンクを腕に装着したら、いよいよ変形機構を試します。

 ボタンを押すと、斧から剣へと見事に変形!

 剣から斧へ戻る際もスムーズです!

 ちなみに変形は手動や遠心力でも可能です。視聴者からは「それもかっけえな」「いい音!」とこちらも好評でした。

 変形武器、しかも金属の削り出しという点も魅力的なスラッシュアックス。それだけに加工の手間もかかっています。作品の詳細を見たくなったという方はどうぞ動画をご視聴ください。各工程それぞれ丁寧に解説されていてとても興味深いです。

視聴者のコメント

・一番好きな武器きた
・これは芸術作品
・かっこいい!
・スラアクの変形ほんとすき
・本格的だなぁ
・すごいすごい
・いいものが見れた