今夏の去就が注目されているソシエダ所属の日本代表MF久保建英だが、アトレティコ・マドリーの獲得リスト上位に名前が挙がっているようだ。スペイン大手紙『マルカ』が現地時間14日、補強の「有力候補」として伝えている。

 同紙によるとA・マドリーは現在、右ウイングを主戦場とするドリブラーを調査中。ディエゴ・シメオネ監督の息子でもあるMFジュリアーノ・シメオネのバックアッパーがおらず、獲得に近づいていたシュツットガルトのMFエンゾ・ミロをサウジアラビアのアルアハリに横取りされる形で失ったことから、補強が望まれるポジションとなっているようだ。

 そうしたなか、久保はユベントス所属のMFニコ・ゴンサレスとともに獲得リストの「有力候補」を占めている様子。もっともフランス国籍のN・ゴンサレスとは異なり、日本国籍の久保は各クラブ3人以内と定められているEU圏外選手枠での獲得となるため、オファーにあたっては他のEU圏外枠の選手が退団することが条件となる。

 A・マドリーは今夏、ブラジル国籍のMFサムエル・リーノがフラメンゴに移籍したが、アルゼンチン国籍のMFチアゴ・アルマダを獲得。そのため同紙によると、残る2つのEU圏外選手枠を占めているアルゼンチン出身のDFナウエル・モリーナとイングランド出身のMFコナー・ギャラガーの去就がカギを握っているという。

 モリーナは今夏、ボーンマスやサウサンプトンが獲得に動いていたが、シメオネ監督の高い信頼を得ていることから移籍は実現せず。だが、ユベントスからミランからも関心が寄せられているようで、同紙は「クラブは高額なオファーが実現することを期待している」と伝えている。

 またギャラガーに関してはMFジョニー・カルドソ、MFパブロ・バリオス、MFコケとのポジション争いに巻き込まれていることから「母国復帰の可能性を真剣に検討する可能性がある」と同紙。ニューカッスルが移籍先候補として有力視されているといい、「今後数週間で移籍の可能性が否定できない」と伝えている。

 さらに同紙はA・マドリーが過去、久保が所属するソシエダからFWアントワーヌ・グリーズマン、DFロビン・ル・ノルマンの2選手を獲得した際に「双方にとって有利な条件で可能になった」という点を指摘。ソシエダが久保に設定している6000万ユーロの契約解除金にも何らかの協議が行われる可能性を示唆している。