令和版“屋台ラーメン”1軒&今後定番になれる可能性があるラーメン2軒!

今ではほとんど見かけなくなってしまった“屋台のラーメン”を高尾で見つけました。令和版“屋台ラーメン”の魅力に迫ります。そして、「それがあったか!」と膝を打つようなメニューが現れるラーメン業界。衝撃をもって迎えられた一杯も今では当たり前に。そんな定番になれる可能性があるラーメンを実食してきました。
昔ながらのスタイル×とことん洗練させた味
寒さも一段と厳しくなってきたこの季節。開店一時間前からぽつりぽつりと人が並び始め、開店時間には30人を超える行列を作るのが『屋台ラーメンしゅんやっちゃん』だ。
時代背景もあり、今ではすっかり影を潜めてしまった屋台のラーメン。だが逆にその懐かしさに珍しさ、そしておいしさが話題を呼び人気に火を着けた。店主の落合さんは元々キッチンカー出身。
「今はSNSを観て遠方から来てくれる方もいるので、そのまま帰すのは忍びないんです」と並んでくれたお客のために深夜の1時まで営業することもあるのだとか。
その心配りはラーメンにも表れている。麺線が美しく整えられたラーメンは、今は無き八王子ラーメンの名店『香味屋』を参考にした。
『屋台ラーメンしゅんやっちゃん』ラーメン750円

店舗型ではないことで材料費にお金をかけられる分、鶏ガラや豚ゲンコツなどのスープの素材にこだわり無化調のラーメンを実現。心も体も暖まる屋台ラーメンが、時代を超えて愛されるのも納得だ。

店主:落合俊哉さん「一杯ずつ丁寧にお作りしています!気軽にお声がけ下さい!」

『屋台ラーメンしゅんやっちゃん』@高尾
[住所]東京都八王子市初沢町1222‐8
[電話]042-698-4352
[営業時間]18時〜23時
[休日]日・月、雨天日(インスタで要確認)
[交通]JR中央線ほか高尾駅北口から徒歩5分
山の恵みがたっぷり、大自然を感じる一杯
ある日SNSの投稿に目を丸くした。「ツキノワグマの中華そば」だと……!発信元は神保町の『キッチンきらく』。不定期提供のため投稿を確認の上、お店へ。
まず、熊の脂の味噌漬けに驚いた。麹の華やかな香りに包まれ、劇的に旨い。スープは丸鶏(オスの親鶏)をベースに、別どりの熊スープと江戸甘味噌を合わせている。甘さの中に鶏の旨みがあり、マイルドな仕上がりだ。
『キッチンきらく』ツキノワグマの中華そば3000円

そのスープに浮かぶ熊肉は硬いかと思いきや、ほろりと柔らかい。具材はほかにもキノコ類とネギがあり、細ストレート麺と絡んで食感にアクセントを加えている。熊を使いながらこれだけまとめ上げるとは。お見事!

『キッチンきらく』@神保町
[住所]東京都千代田区神田神保町1-5・M2神保町1階
[電話]080-7293-0731
[営業時間]11時〜14時半LO、18時〜19時半LO(火のみ)
[休日]水
ラーメンとお寿司を一緒に食べるのって忙しい
半チャンにミニ丼。ラーメンの相棒にはご飯がよく似合う。それを知ってか、新橋の高架下に“鮨とラーメン”がコンセプトの『うおがしや』が昨年8月に開店。
券売機に「追いかつおラーメン&赤酢にぎり鮨」とあったので注文した。先にきたラーメンは、削りたてのカツオ節が茶漉しに入っていて10秒ほど箸で混ぜ、ダシを引くという。面白い。
『鮨とラーメンうおがしや』赤酢にぎり特上5貫盛り&追いかつおラーメン(並)2220円

食べ始めた頃に寿司が登場。麺がのびることを考えると、ラーメン優先だが、にぎりも食べたい。なかなか忙しいぞ。和風仕立てのラーメンだったので寿司との相性は悪くないが、先に寿司、少し空けてラーメンの提供順が良かったなぁ。

『鮨とラーメン うおがしや』@新橋
[住所]東京都港区新橋1-13-6
撮影/鵜澤昭彦(しゅんやっちゃん、うおがしや)、西崎進也(キッチンきらく)、取材/荒川友吾(編集部)

■おとなの週末2025年3月号は「ときめきの喫茶店」

※2025年2月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。


…つづく「東西線沿線、本当にうまいラーメン店「究極の一杯」ベスト6…旨み凝縮、スープ濃厚《早稲田・落合・門前仲町・南砂町行徳》で覆面調査した」では、東西線沿線にあるレベルの高い人気店を覆面調査で実食レポートしています。
