『キミプリ』『アイプリ』『プリオケ』……バンド作品の流行を経て、2025年にアイドルアニメ戦国時代再び?
『アイドルマスター』シリーズや『ラブライブ!』シリーズ、『うたの☆プリンスさまっ♪』などで火が付き、2010年代は数多のアイドルアニメが作られました。もちろん現在も多く見られるものの、バンドものなど傍流の勢いも増してきていると感じる昨今。しかし、2025年は久々にアイドルアニメ、しかも女の子が活躍するものが大きく盛り上がりそうです。
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■日曜朝に『キミプリ』と『アイプリ』が激突!?
まず触れたいのが、毎年注目される『プリキュア』シリーズの最新作である、『キミとアイドルプリキュア♪』(ABCテレビ・テレビ朝日系/以下、『キミプリ』)です。執筆時点ではストーリーやキャラクター、スタッフなどは発表されていませんが、さすがにこのタイトルでアイドルが出ないということはないでしょう。
キャストも未発表ですが、『プリキュア』シリーズも近年はライブイベントなどを頻繁に開催していることを考えると、そちらでもよいパフォーマンスを披露しそうな方々がメインキャストになるのでは。同じく『♪』を冠したシリーズ第8作にして傑作『スイートプリキュア♪』に匹敵するほどの作品を期待したいところです。
一方、お互いに今の放送枠のままであれば、日曜朝に『キミプリ』とともに放送されそうなのが『ひみつのアイプリ』2期(テレビ東京系)です。同作は仮想空間アイプリバースで活動する“アイプリ”(アイドルプリセンス)として活動する青空ひまりと星川みつきを中心とした物語で、11月のイベントで2期が無事に発表されて胸を撫で下ろした人も多いでしょう(この4月にアーケード筐体共々仕切り直したばかりなので、続くだろうと推測できましたが)。
2011年に放送された『プリティーリズム・オーロラドリーム』(テレビ東京系)以来、中断も挟みながら続くアニメ『プリティー』シリーズの最新作『ひみつのアイプリ』ですが、『プリティー』シリーズの2期と言えば、ぶっ飛んだ新キャラクターが増え、新曲も多数披露されてさらに賑やかになる印象があります。はたして『アイプリ』はどうなるでしょうか。
また、1983年に放送が始まった『魔法の天使クリィミーマミ』(日本テレビ系)などの『ぴえろ魔法少女』シリーズの新作制作もアナウンスされています。ここまでに挙げた作品以上に内容が謎に包まれていますが、一部を除いてシリーズ作品にはアイドルが深く絡み、現在公開されているビジュアルには「もう一度、歌ってほしい――。」というキャッチコピーが綴られています。
■『プリオケ』はアニソンファン見逃し厳禁?
ここまで紹介したのはいわゆる“女児向け”とされるアイドルアニメですが、新機軸として2025年に世に送り出されるのが『プリンセッション・オーケストラ』(以下、『プリオケ』)。ふしぎの国“アリスピア”に危機が迫ると現れ、脅威を追い払う伝説の歌姫“プリンセス”たちの物語です。
この『プリオケ』、タカラトミーからおもちゃが発売される予定があり、同社が深く関わる『プリティー』シリーズを卒業してしまったティーン層もターゲットにしていそうではあるのですが、それにしては企画原案の金子彰史×製作総指揮の上松範康という“歌って戦う”『戦姫絶唱シンフォギア』(TOKYO MXほか)のタッグによる新作ということで、相当にインパクトの強いものになってもおかしくはありません。また、公式サイトに劇中のキーワードを解説するページがあり、プリンセスについて「専用の衣装を纏い、歌で自身のミューチカラを高めながら戦う」(※1)と書かれているのです……この解説ページは必読です。
放送時期や時間帯は不明ですが、すでに公開されている劇中歌のリリックビデオからもElements Gardenらしさがビンビンに感じられ(特に「イノセントコール」)、アニソンファンは見逃し厳禁の番組となります。
と、女性アイドルに限定して展望を連ねてきましたが、男性アイドルに目を向けると、2025年1月から『UniteUp! -Uni:Birth-』(TOKYO MXほか)が始まり、さらにアイドル以外の歌もの作品としては『BanG Dream! Ave Mujica』(TOKYO MXほか)や『ウマ娘 シンデレラグレイ』に加え、『クラシック☆スターズ』や『うたごえはミルフィーユ』、『ロックは淑女の嗜みでして』(TBS系)といった新作も控えています。
もちろん2025年に突入してから新作が発表されることもあるでしょうし、2024年における『アストロノオト』の松原照子や『夜のクラゲは泳げない』(いずれもTOKYO MXほか)のみー子、『魔法少女にあこがれて』(AT-Xほか)のロコムジカのような、思わぬ作品からとんでもないアイドルが登場することもあるでしょう。このように2025年も歌ものアニメは多数生まれそうですが、『キミプリ』や『アイプリ』、そして『プリオケ』といったアイドルアニメがそのセンターとして輝いてほしいものです。
※1:https://princess-session.com/keyword/
(文=はるのおと)
