電車でコントラバス運搬→ぶつかられ一部損壊…SNSでの告白に「怖い世の中」「自業自得」と賛否真っ二つ

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たびたびネットを騒がす電車内でのトラブル。今回は楽器の運搬を巡って、議論が巻き起こっている。

ことの発端は、9月29日にとあるコントラバス奏者の男性がX(旧Twitter)で綴った投稿。運搬のためにコントラバスを抱えて電車に乗ったところ、見知らぬ人から激しい勢いでぶつかられることに。ぶつかった人はそのままその場を去ってしまったが、コントラバスは弦を支える駒の部分が外れるなど損壊被害を受けることになったという。またあわせて投稿された写真には、実際に駒が外れたコントラバスの様子が。幸い、自身で修理でき、音にも影響はなかったというが、ぶつかられたことへのやり場のない怒りを告白していた。

この投稿がXで拡散されると、現時点で1800万件以上のインプレッションを獲得し、多くの反響を呼ぶことに。《わざとぶつかる人多いです 怖い世の中》《一瞬バイオリンかと思ったら、コマの形が違う、、まさかコントラバス??バイオリンならともかくコントラバスのコマ倒すって相当力要りますよね。しんじられない》と、驚きと同情の声が。

いっぽうで、一般的に高さが2メートル弱ほどあるコントラバスという大きな楽器を電車で運び、ぶつかられたことに対して、《え?ハードケースにいれてないんですか?いつもソフトケースに入れているんです?》と“自己責任だ”とする声も。また、JR東日本のHPでは車内に持ち込みできる手回り品の大きさについて《携帯できる荷物で、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ(長さは2メートルまで)以内で、重さが30キロ以内のものを2個まで持ち込むことができます》と記載されていることから、《自分のせいやん。まず持ち込み禁止ってこと知らずに持ち込んだ自分が1番悪いからね。自業自得ってことだなー》批判する声もあった。

一連の批判に対し、別のコントラバス奏者からは、コントラバスのハードケースはかなり大きく、基本的に海外輸送などの際に使用するものであるという補足とともに、基本的に車などを利用するが、都合によっては電車でコントラバスを運搬することとフォローしていた。

また、被害を告白した男性への批判の声を諫める声もあがっていた。

《これについて「電車で運ぶ方が悪い」「ハードケースに入れて運べ」「壊されたほうが悪い」というコメントやリポストが多いのは「車椅子やベビーカーは電車に乗るな」と根は同じく「公共の場で迷惑かける方が悪い」というあれなんだろうなぁ、と思ってる》
《「ハードケース入れろ」はまぁ事情の知らない方々の意見だから気にならないとして、「そんな大事なもんなら電車使うな」に対してはクリティカルな反論出来ないのが悔しい。責任の所在を言い出したらそらなんでも自己責任でしょうが、思いやりや譲り合いの精神がある人とお付き合いしたいものです。》