謝長廷駐日代表(右)から勲章を受け取る安倍昭恵夫人=roc-taiwan.org/jpから

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(台北中央社)中華民国(台湾)政府は「長年にわたり台日関係の発展に尽力した」として安倍晋三元首相への「特種大綬卿雲勲章」追贈を決め、東京港区の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)で26日、勲章伝達式が行われた。

式典では謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)が政府を代表し昭恵夫人に勲章を贈った。謝氏はあいさつで「安倍元首相は台湾に最も友好的だった日本国首相である」とした上で、その突然の死去は台湾を震撼させ、政府から民間まで人々が思い思いの形で哀悼の意を表したと振り返った。

昨年7月に行われた安倍氏の葬儀に頼清徳(らいせいとく)副総統が蔡英文(さいえいぶん)総統の代理として参列。同9月の国葬には対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長らからなる代表団が派遣され、同10月の山口県民葬にも立法委員(国会議員)や在日台湾人ら約100人が出席した。

(編集:羅友辰)