グループリーグで日本に敗れたドイツ代表【写真:ロイター】

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成人3000人の調査で「ライブで見るつもりはない」と衝撃回答

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグで日本に敗れたドイツが思わぬ余波に見舞われている。27日(日本時間28日)に第2戦スペイン戦を戦うが、国内の世論調査によると、成人55%が「ライブで見るつもりはない」と回答。ファン離れが危惧される結果となっている。

 ドイツ大衆紙「ビルト」は「ドイツ代表にショックなアンケート結果 ドイツ人の多くがテレビをつけるつもりなし」と題した記事で、国内の世論調査機関「YouGov」が24日にドイツ代表のW杯の戦いについて成人3000人にアンケートを実施したことを紹介。「結果は実に白けたものだった!」と伝えた。

 それによると、55%がスペイン戦を「ライブで見るつもりはない」と回答。見るつもりと答えたのは「わずか1/3」だったという。その上で「盛り下がってしまった理由は、初戦に日本相手にリードしながらお粗末な1-2の敗戦を喫したことにある」と日本戦の敗戦ショックが大きいと分析した。

 しかし、記事では「この調査で最も厳しい結果となったのは、ショックを受けた人が非常に少なかったということだ」とも言及。「36%もの人が日本戦の結果に無関心だったのだ。結果に驚いたと回答したのはのはわずか7%だった」としており、日本と戦う段階から期待感は薄かったというのだ。

 ドイツといえば、欧州を代表する強豪の一つ。スペイン戦は日曜で、世界からも期待が集まる超ビッグカード、しかも自国の決勝トーナメント進出に重要な一戦というのに悲しい数字といえる。記事でも「ドイツ代表がポジティブな雰囲気を生み出せていないのは明らかだ……」と嘆いている。

(THE ANSWER編集部)