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(台北中央社)台湾で26日に統一地方選挙の投開票が行われる。台湾で暮らし、台湾の市民権を得た香港人に台湾の選挙はどのように見えるのだろうか。中央社の記者が取材した。

1990年代に生まれ、台湾でマーケティングの仕事を手がける徐さんは、今回初めて台湾で投票権を得た。台湾で普通選挙が行われていることについては「大切にするべきだ」と語る。

来台前、香港の区議会議員選挙で投票したことがある。だが、その後民主派の当選者は議員資格を取り消され、香港の選挙制度は「意味がなくなった」。台湾で最も関心を寄せるのは、立候補者の両岸(台湾と中国)関係に対する考え方だ。

昨年台湾の身分証を取得した徐百弟・元黄大仙区議会議員は、50年代生まれ。今回初めて台湾で投票する予定だ。うれしいと思う一方、香港のことを思うと悲しさも感じる。注目しているのは立候補者の香港に対する見方。香港と台湾は隣同士で、香港で起きていることに無関心ではいけないと思うからだ。

70年代生まれで、大学の事務員として働く李さんは台湾在住歴20年超。2014年の県・市長選挙で初めて投票した。台湾の選挙の特徴は、立候補者が多くのチャンネルで有権者と対話し、有権者も有力な政治家と直接接触できることだと話す。

政権交代や新党の出現、14年に起きたひまわり学生運動などを目の当たりにし「以前は政党を選んでいたが、今は人を選ぶようになった」という。自身のことは「無党派層だと思う」と語る。

1980年代に生まれ、幼い頃に家族と台湾に移住した羅さんは、メディアで働く関係から台湾の政治について触れる機会が多く、少し距離を置いて台湾の政治を見ることを学んだ。

立候補者一人一人をバランスよく、さまざまな面から見るように心がけている。「改善すべき点は多いけれど、台湾の選挙が継続して行われることを望んでいる。アジアには多くの場所で選挙ができないから」と台湾への思いを語った。

(呂佳蓉/編集:齊藤啓介)