台湾在住香港人が見た統一地方選 「普通選挙があることを大切にすべき」
1990年代に生まれ、台湾でマーケティングの仕事を手がける徐さんは、今回初めて台湾で投票権を得た。台湾で普通選挙が行われていることについては「大切にするべきだ」と語る。
来台前、香港の区議会議員選挙で投票したことがある。だが、その後民主派の当選者は議員資格を取り消され、香港の選挙制度は「意味がなくなった」。台湾で最も関心を寄せるのは、立候補者の両岸(台湾と中国)関係に対する考え方だ。
70年代生まれで、大学の事務員として働く李さんは台湾在住歴20年超。2014年の県・市長選挙で初めて投票した。台湾の選挙の特徴は、立候補者が多くのチャンネルで有権者と対話し、有権者も有力な政治家と直接接触できることだと話す。
政権交代や新党の出現、14年に起きたひまわり学生運動などを目の当たりにし「以前は政党を選んでいたが、今は人を選ぶようになった」という。自身のことは「無党派層だと思う」と語る。
1980年代に生まれ、幼い頃に家族と台湾に移住した羅さんは、メディアで働く関係から台湾の政治について触れる機会が多く、少し距離を置いて台湾の政治を見ることを学んだ。
立候補者一人一人をバランスよく、さまざまな面から見るように心がけている。「改善すべき点は多いけれど、台湾の選挙が継続して行われることを望んでいる。アジアには多くの場所で選挙ができないから」と台湾への思いを語った。
(呂佳蓉/編集:齊藤啓介)
