最新機種「OPPO Reno7 A」と前機種「OPPO Reno5 A」のカメラ機能を徹底比較!

既報通り、オウガ・ジャパン(旧:オッポジャパン)は、5G通信に対応したスタンダードスマートフォン(スマホ)「OPPO Reno7 A(オッポ リノセブン エー)」(OPPO Mobile Telecommunications製)を2022年6月23日(木)から販売している。

OPPO Reno7 Aはオープン市場向けメーカー版(SIMフリーモデル)「OPPO Reno7 A(型番:CPH2353)」をはじめ、移動体通信事業者(MNO)向けのキャリア版としてKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」と「UQ mobile」版の「OPPO Reno7 A(型番:OPG04)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」版の「OPPO Reno7 A(型番:A201OP)」を提供している。

OPPO Reno7 A CPH2353は、希望小売価格(金額はすべて税込)が44,800円。公式Webストア「OPPO公式オンラインショップ」や「OPPO公式楽天市場店」、「OPPO公式PayPayモール店」のほか、Amazon.co.jpやECカレント、ひかりTVショッピングといったECサイト、エディオンやケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店、さらには仮想移動体通信事業者(MVNO)の「IIJmio」や「AEON MOBILE」、「QT mobile」、「goo Simseller」(OCN モバイル ONE)、「NUROモバイル」、「BIGLOBEモバイル」、「FiiMo」、「mineo」、「LinksMate」、MNOの楽天モバイルで取り扱われる。

au版やUQ mobile版、Y!mobile版も販売中で、詳細な価格や販路などについてはこちらの記事を参照して欲しい。

今回はそんなOPPO Reno7 Aと、前機種「OPPO Reno5 A(オッポ リノファイブ エー)」のカメラ機能について、実際に撮影した両機種の画像を中心に比較していく。記事内で使用している製品はメーカーからの貸し出し品でオープン市場向けメーカー版の「OPPO Reno7 A (型番:CPH2353)」と、筆者が普段利用しているY!mobile向け「OPPO Reno5 A(eSIM)(型番:A103OP)」となっている。

なお、以前にスペック自体の比較をした記事も掲載しているので、そちらも参考にしていただきたい。

■リアカメラの基本性能の違い
まずは、OPPO Reno7 AとOPPO Reno5 Aのリアカメラの基本スペックを紹介していこう。


OPPO Reno7 Aの背面カメラ

まずは、OPPO Reno7 Aのリアカメラのスペックをおさらいする。
・約4800万画素/広角レンズ(F1.7、6枚レンズ)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2、画角120°、5枚レンズ)
・約200万画素CMOS/マクロレンズ(F2.4、3枚レンズ)

本体を縦方向に見た場合、上のカメラレンズが約4800万画素のメインカメラ、その下に超広角のカメラレンズを搭載しており、右側の小さいレンズはマクロカメラ用となっている。

前機種のOPPO Reno5 Aのリアカメラは、
・約6400万画素/広角レンズ(F1.7、6枚レンズ)
・約800万画素/超広角レンズ(F2.2、画角119°、5枚レンズ)
・約200万画素/マクロレンズ(F2.4、3枚レンズ)
・約200万画素/モノクロカメラ(F2.4、3枚レンズ)
これらを搭載しており、比較するとOPPO Reno7 Aはカメラレンズが1つ減り、メインカメラの画素数も約1600万画素減っている。

ただ、メインカメラで撮影する場合でもOPPO Reno7 Aの場合「48MP」モード、OPPO Reno5 Aの場合「64MP」モードをONにしない限りMAXの画素数で撮影されることはない。

ちなみに通常撮影における画素数はアスペクト比4:3の場合で、OPPO Reno7 Aが1200万画素相当(4000×3000ピクセル)、OPPO Reno5 Aが1600万画素相当(4624×3468ピクセル)とおよそ200万画素程度の違いしかなく、一般的な利用であればその違いに気付くこともほぼないだろう。

実用レベルでは大きな差があるとは言い難い一方で、カタログスペック上でスペックダウンしていることは否めない。

■OPPO Reno7 Aのカメラ操作
実際の画像などを比較する前にOPPO Reno7 Aの標準カメラアプリにおける操作を紹介しよう。標準カメラアプリのユーザーインターフェース(UI)はこれまでのOPPO製品と大きくは変わらないため、OPPO製のスマホでカメラを利用したことがある人にとってはそれほど迷わないだろう。

カメラ機能自体は多機能ではあるが、UIはシンプルかつiPhoneライクなため、初めての人にとっても比較的早く慣れることができるのではないかと思われる。


標準カメラアプリを起動した画面。左から「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「その他」の撮影モード画面

標準カメラアプリを起動すると「写真」モードの画面となる。左右へのスワイプ、もしくはシャッターボタン上にある撮影モードの文字をタップあるいは横スライドすることで各撮影モードに切り替えることが可能。

デフォルト(初期値)では、左から「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」の順に撮影モードが並んでいるが、もっとも右の「その他」ではほかの撮影モードを選択することができる他に、この撮影モードの並び替えも可能だ。


「その他」で撮影モードを配置を変更している画面(画像=左)、「写真」モードで画面上から下にスライド(引き下げて)表示できるメニュー画面

前述で「デフォルト(初期値)」と記載した通り、撮影モードの配置は「その他」から変更できる。あまり使わない撮影モードは「その他」に移動して、頻繁使う撮影モードをすぐに起動しやすい位置に移動しておくと使いやすさが向上する。

「写真」モードは画面上から下にスライド、もしくは右上の2点アイコンをタップするとメニュー画面が現れ「アスペクト比」「タイマー」「48MP」の各設定および「設定」アイコンをタップして「設定」画面を表示させることもできる。「写真」モード以外では画面の右上に「設定」アイコンが表示されているので、そのアイコンをタップすることで「設定」画面を表示できる。


標準カメラアプリ内の「設定」画面



「透かし」の各種設定画面

「設定」では、「一般」「写真」「動画」の項目毎に設定内容がまとめられている。最上部の「透かし」機能は、新たな機能が数多く追加された。サンプル画像による透かしのイメージが視覚的にわかりやすくなっただけでなく、位置およびサイズの変更までできるようになった。

制作者名は最大15文字まで入力できるが、何も入力ない「なし」の設定も可能。表示できる内容は「ウォーターマーク情報」をタップして「デバイスモデル」「日付と時刻」「位置(情報)」のうち1つ以上を選択する。

「サイズ」は「小」「標準」「大」の3種類から設定可能でデフォルトは「標準」。さらに透かしを表示させる位置は「ウォーターマークの位置」で「左上」「左下」「中央」「右上」「右下」の5種類から選択ができ、デフォルトでは「左下」になっている。

前機種OPPO Reno5 Aと比較するとかなり細かな設定が可能になっているが、サンプル画像表示があることで各設定の確認も簡単だ。「透かし」自体の設定はデフォルトでOFFになっているが、悪意のある画像転載などを防ぎたい場合や、画像に日時や場所を入れておきたい場合などは便利な機能なのでぜひ使ってみてほしい。

新機能ではないが、ひとつ便利な機能を紹介しよう。「写真」モードは標準のモードで画面の上部に表示されている「AI」のアイコンをタップすることで「AIシーン強化」のON/OFFが切り替えできる。ONにすると撮影シーンを自動で検知して最適な撮影をしてくれる便利な機能だ。


「AIシーン強化」がONの状態で「テキスト」判定された状態の画面



自動選択された範囲だけを撮影してくれる

「AIシーン強化」の中でも「テキスト」判定されると自動で範囲を選択して、その部分だけを切り出して撮影してくれる。上の画像ではパソコン(PC)画面を写しているが、例えば掲示されているポスターや紙媒体の資料などでも同じようにテキスト部分を綺麗に切り出して撮影してくれる。多少斜めでも正面状態に補正もかけてくれる。

かなり便利な機能だが、逆に切り出しされたくない場合は、AIシーン強化をOFFにすれば従来通りの撮影ができる。

■撮影画像比較
カタログスペックの差は仕様を見れば分かるが、実際に撮った画像がどのように違うのかはカタログスペックを見ただけではなかなか分からない。そこで、ここからはOPPO Reno7 Aと前機種OPPO Reno5 Aで撮影した画像を比較していく。

画像のそれぞのキャプションだけでなく、前述した「透かし」機能を利用してどちらの機種で撮影したものかを分かりやすくしてみた。もちろん「透かし」機能をOFFにすれば文字表示はされないので、「OPPOのスマホで撮った写真には文字が入る」という誤認はしないようにしてほしい。

また、マクロ(接写)モードおよびナイトモード以外の写真は「写真」モードで「AIシーン強化」をONにした状態で撮影している。


青空の写真。左がOPPO Reno5 A、右がOPPO Reno7 Aで撮影。(以下掲載画像も記載がないものはすべて左がOPPO Reno5 A、右がOPPO Reno7 Aで撮影)



ラーメンの写真



屋内のオブジェの写真



水槽の中の花の写真



撮影時のスクリーンショット。こちらもとりわけ記載がないものはすべて左がOPPO Reno5 A、右がOPPO Reno7 A



撮影時のスクリーンショット。どちらも「写真」モードの「AIシーン強化」ONで「夜」判定された状態



同じ場所でAIの判定が異なる



OPPO Reno7 Aではモニターに映る人物にも反応

実際に撮り比べてみると、初めのうちはできあがりの画像に大きな差は感じなかったが、何度も撮影しているとどうやら「AIシーン強化」の精度や色合いが異なっているなぁということに気付いた。上記の撮影画像やスクリーンショットを見ても一見するとそれほど大きく違わないが、よく見てみると1枚目の青空写真から色味が若干異なっている。

また、スクリーンショット画像で分かるのは、「AIシーン強化」の判定表示の位置が変更されていたり、同じ場所で撮影しても判定内容が異なっていたりする場合もある。実際に筆者が普段OPPO Reno5 Aで撮影しているときも、判定表示が出なかったり、実際の被写体とは異なる判定したりする場合もよく見かけるため、そうした点がOPPO Reno7 Aでは改善されているようだ。

撮り比べてみるとカメラレンズが3つなのか4つなのかということよりも、AIの精度の違いの方が差があるように感じた。色味については好みがあるためどちらがいいとは言い難いが、見比べると色が濃い、薄い(彩度が高い低い)というような単純な差ではなく、色の再現度に変化があるため、やはりAIの機能や精度の差が大きいと思われる。

とはいえここまで見比べて、もしくは撮り比べてはじめて違いが分かるレベルなので、大差はないといえる。しかし、意外なところで大きな差が見られたので紹介しよう。


「写真」モードで撮影したサラダの写真



マクロ(接写)モードで撮影したサラダの写真



マクロ(接写)モードのスクリーンショット

マクロ(接写)モードで撮影した際のOPPO Reno5 Aの色味がとんでもなく酷いことに気付いた。これまで筆者はマクロ(接写)モードでの撮影をほとんどしてこなかったため、より気付かなかったというのもあるが、OPPO Reno7 Aと撮り比べてみると到底サラダとは思えない色味で驚いた。驚き過ぎて何度も撮り直したほどだ。もちろん被写体を変えて撮り比べてみたが、結果は同じでOPPO Reno7 Aの方が綺麗な色味を再現してくれる。

マクロ(接写)モードでの撮影頻度が多い人は迷うことなくOPPO Reno7 Aを選んだ方がよいだろう。


上段が「写真」モードの「AIシーン強化」で「夜」判定の写真。下段はいずれも「夜景」モードで撮影

夕方から夜の撮影は、「写真」モードの「AIシーン強化」よりも「夜景」モードで撮影した方が白飛びを抑え、細かなディテールもはっきり再現してくれる。「夜景」モードで撮影した写真もこのように見比べると違いが分かるが、実際に撮影してみると「撮影時間」に大きな差を感じる。

「夜景」モードは画像生成のため、シャッターを切ってから数秒程度スマホ本体を大きく動かさないようキープする必要がある。キープする時間の目安は、シャッターボタンの外周が1周して知らせてくれる。OPPO Reno5 Aでは6秒〜7秒程度だが、OPPO Reno7 Aでは2〜3秒ほど短縮されている。

これも完全に暗い夜景を撮影するというシチュエーションで何回か撮り比べてみたが、明らかにOPPO Reno7 Aの方が高速になっていた。


超広角の「夜景」モードで撮影



等倍(1X)の「夜景」モードで撮影

「夜景」モードは標準レンズはもちろん、超広角レンズでも対応しているのはOPPO Reno5 A、OPPO Reno7 Aのどちらも同じだ。


最大ズームの「夜景」モードで撮影



「夜景」モードのズームの差



「写真」モードのズームの差

撮り比べる前はカメラの性能は概ね据え置きだろうという認識だったため、ズームに大きな差があることにも驚いた。OPPO Reno5 Aでは「写真」モードで最大20倍(20X)、「夜景」モードで最大10倍(10X)に対し、新機種であるOPPO Reno7 Aはいずれも最大6倍(6X)と明らかなスペックダウンとなっている。

もちろん画質を考えると果たしてOPPO Reno5 Aの最大20倍(20X)ないし最大10倍(10X)が必要か?という疑問もあるが、OPPO Reno7 Aではどう頑張っても6倍で止まる、つまり寄ることすらできない仕様になっているため、スペックダウンと言わざるを得ないだろう。

ここまでで大きく異なる点をまとめてみると、
1)「透かし」機能の拡充
2)「AIシーン強化」の精度や機能が向上
3)マクロ(接写)モードでの色再現が向上
4)「夜景」モードでの撮影時間が短縮
5)「写真」モードおよび「夜景」モードのズームが6倍(6X)固定に
5つ目以外は機能向上、改善されたプラスの要素だ。

■その他の違い
動画機能や編集機能でも気になる違いがあるので紹介しよう。動画については、カタログスペック上でも違いが分かるが、
OPPO Reno5 A
・アウトカメラ:最大4K(30fps)、1080P(60fps / 30fps)、720P(60fps / 30fps)
・スローモーション撮影:1080P(240fps)、720P(480fps)

OPPO Reno7 A
・アウトカメラ:1080P / 720P(30fps)
・スローモーション撮影:720P(120fps)

このようになっている。解像度およびフレームレートともに最大値がOPPO Reno5 AよりもOPPO Reno7 Aの方が劣っている。


カメラの設定画面の「動画」の項目部分。
左がOPPO Reno5 A、右がOPPO Reno7 A

上記の「設定」画面のスクリーンショットでも確認できるが、動画の項目に大きな差があり、OPPO Reno7 Aでは解像度やフレームレートの項目がなく、設定の変更ができない。つまり、通常の動画撮影においても4K撮影や60fpsでの撮影ができなくなっているのだ。


「その他」の画面。
左がOPPO Reno5 A、右がOPPO Reno7 A



OPPO Reno5 Aに搭載されている「映画」モード

撮影モードでは、動画撮影用「映画」モードがOPPO Reno7 Aでは搭載されていない。1つだけではあるが、撮影モードが減っている。

なお、リアカメラにおける撮影モードとしては、「写真」および「夜景」、「動画」、「ポートレート」、「アウト/イン同時動画撮影」、「スローモーション」、「タイプラプス」、「エキスパート」、「超高解像度」、「パノラマ」、「テキストスキャナー」、「マクロ」、「ステッカー」の13種類はどちらの機種にも搭載されている。

逆にOPPO Reno7 Aには「編集」機能で「AIパレット」というフィルター機能に似た合成写真を生成する機能を新搭載している。


編集機能に「AIパレット」を搭載(画像=左)、「AIパレット」で画像を編集している画面(画像=右)



元の風景画像



「AIパレット」による画像編集作例1



「AIパレット」による画像編集作例2



「AIパレット」による画像編集作例3

「写真」アプリで画像を表示している画面下部にある「編集」をタップすると、画面下部のアイコン表示が切り替わりその中に「AIパレット」のアイコンがあるのでタップする。「AIパレット」初回起動時はパレットのダウンロードがはじまる。少々待つと、パレットのダウンロードが完了しすぐに使うことができる。

左側にある「+」をタップすることでOPPO Reno7 Aに保存されている画像を選択することができる。パレットをタップすることでフィルターを選択している要領で元の画像の色合いが変更できる。フィルター機能のような感覚だが、やっていることが画像の合成で、今まで見たことがないような色味を実現した画像編集ができる。

パレットは自分が撮影した画像を使うこともできるため、まさに自分だけのオリジナル画像に加工することができるのだ。アーティスティックな画像編集が簡単にできるツールなのでぜひ試してほしい。

■OPPO Reno7 Aのフロントカメラ操作
ここからはフロントカメラについて解説していく。まずはリアカメラ同様にOPPO Reno7 Aのカメラ操作について触れておく。


標準カメラアプリでフロントカメラに切り替えた各撮影モードの画面。左から「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「その他」

標準カメラアプリの右下、シャッターボタンの右側のカメラを回転させるようなアイコンをタップするとフロントカメラとリアカメラの切り替えができる。操作や表示画面自体はリアカメラと大きく変わらない。

「写真」モードの画面で画面上部を下方向でスライドもしくは、右上の2点アイコンをタップするとメニュー画面が現れ、アスペクト比と「設定」アイコンが表示される。フロントカメラといえば自撮り(セルフィー)撮影が主だが、まずはこれだけはやっておきたい設定を紹介する。


「写真」モードで上部に表示されるメニュー画面で「設定」アイコンをタップ



「設定」画面内にある「詳細設定」をタップした画面。「自撮りを反転する」がOFFの状態(画像=左)、「自撮りを反転する」がONの状態(画像=右)



「自撮りを反転する」をOFFで撮影した写真(画像=左)、「自撮りを反転する」をONで撮影した写真(画像=右)

フロントカメラで撮影する前に設定しておきたいのが「自撮り反転設定」だ。「設定」→「詳細設定」→「自撮りを反転する」→「ON」に切り替えておこう。デフォルト(初期値)ではOFFになっているが、この設定がOFFの状態だとフロントカメラで撮影した際、反転した画像が保存されてしまう。

例えば、上のTシャツの文字のように反対方向の文字になってしまうため違和感がある。設定項目としては分かりにくいが、フロントカメラでの撮影は通常状態が反転しているため、元の反転画像を反転させることで正常な向きとなる。そのため「自撮りを反転する」を「ON」にすることで違和感のない正常な向きでの写真が保存されることになる。

なお、上のサンプル画像の通り、フロントカメラでの撮影でも「透かし」機能を有効にすることができる。

■フロントカメラの撮影画像比較
フロントカメラも実際に撮影した画像を比較してみよう。ちなみに、カメラの仕様としてはOPPO Reno7 Aが約1600万画素(F2.4)、OPPO Reno5 Aが約1600万画素(F2.0)とほぼ同等。


上がOPPO Reno7 A、下がOPPO Reno5 A

カメラ位置もディスプレイ正面に向かって左上のパンチホール部分と2機種とも同じだが、パンチホールのサイズはOPPO Reno7 Aの方がわずかに小さくなっている。上の画像のように比較してようやく分かるレベルの違いだ。

今回のサンプル画像は「写真」モードと「ポートレート」モードで撮り比べてみた。細かな調整はせずにデフォルト(初期値)で撮影した。


屋内白壁撮影。上段がOPPO Reno5 A、下段がOPPO Reno7 Aで左側が「写真」モード、右側が「ポートレート」モード



屋外撮影。上段がOPPO Reno5 A、下段がOPPO Reno7 Aで左側が「写真」モード、右側が「ポートレート」モード。
撮影協力:夢白小夜華さん

まったく同じ環境で撮影することは難しいため、あくまでも参考レベルだが、こうして見比べてみるとやはり色味の違いに気付く。OPPO Reno5 Aの方が明るめで、OPPO Reno7 Aの方が暗めだが、白飛びを抑えていたり、ナチュラルな色味を再現しているように見える。一方で女性は明るめの写真を好む傾向もあるため、OPPO Reno5 Aの写真の方が好みだという人も多そうだ。

この時たまたま白い服を着ていたので、服のシワのディテールや白飛び具合を比較してみるとOPPO Reno7 Aの方がしっかりしていることが分かる。また、屋外画像では、髪の色を比較すると違いがよく分かる。OPPO Reno5 Aの方が明るい仕上がりのためか、OPPO Reno7 Aよりも明らかに茶色い髪色になっている。

なお、2機種とも「ポートレート」モードでは、撮影前に背景のぼかしレベルの調整やビューティー機能の設定もできる。また、顔を手で覆ったり、マスクを装着した状態であってもきちんと顔認識してくれる。

さて、このように、細かな点から比較的大きく異なる点まで様々あったが「AIシーン強化」の精度や色味はOPPO Reno7 Aの方が良くなっている印象だ。また、「夜景」モードをよく使う人にとっては、撮影時間が短縮されているのも大きなメリットだといえる。

「透かし」機能の拡充や「AIパレット」機能の追加も個人的には高評価だが、人によってはまったく使わない機能になる場合もあるだろう。

一方で動画の解像度やフレームレートがほぼ固定で、OPPO Reno5 Aよりもスぺックダウンしている点については、動画をよく撮る人にとっては致命的かもしれない。また、ズームについても6倍止まりは今どきスマホとしては物足りなさを感じてしまう。このようにそれぞれの違いを知った上で、自身の使い方や好みに合った機種を選んでほしい。

最後にOPPO Reno7 Aの標準カメラアプリの操作方法を解説した画面録画の動画や、OPPO Reno7 AおよびOPPO Reno5 Aに関する動画を掲載する。

S-MAX:「OPPO Reno7 A」の標準カメラアプリを操作画面で解説!【画面録画】



S-MAX:「OPPO Reno7 A」の主な特徴やカメラ機能などについて聞いてみた【発表会レポート】



S-MAX:OPPOのスマホ「Reno3 A」と「Reno5 A」を比較!パッケージ、同梱品、外観、メニュー画面、標準カメラアプリ【かんたんレビュー】



S-MAX:オウガ・ジャパンの5Gスマートフォン「OPPO Reno5 A」を操作してみた!【発表会場:ファーストインプレッション】



OPPO Reno7 A: プロダクトビデオ



OPPO Reno7 A: アンセム


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記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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