【深センIPO】自動車サスペンション部品の江蘇紐泰格科技が11日に公募開始、2000万株発行予定
同社は2010年設立の民間企業。自動車のサスペンションシステム、内装、外層のアルミニウム鋳造部品の研究開発、生産、販売を主業務とする。サスペンションのショックアブソーバーアッパーマウント、サスペンションや内外装のプラスチック部品など、環境に優しい自動車部品製品も手掛ける。BASF、テネコ、ZFフリードリヒスハーフェン、KYB、TOYO TIREなどの国内外の自動車部品メーカーとの業務提携関係を持ち、製品はフォルクスワーゲン、マツダ、ホンダ、ゼネラル・モーターズ、日産、吉利、奇瑞、長安汽車などの自動車に用いられている。2021年1〜6月期における売上の構成比は、アッパーマウントが約40%、サスペンション用プラスチック部品が約20%、内外装用プラスチック部品が約10%となっている。
一方で、売上の50%近くをBASFに依存しており、BASFとの提携関係に変化が生じれば経営に大きな影響を及ぼすリスクを抱えている。また、材料費用が製造コストの50%以上を占めることから、アルミニウムやプラスチック粒子など材料価格の大きな変動も経営リスクとなりうる。さらに、世界的な半導体供給不足に伴い各国の自動車メーカーが生産台数を減らしていることも同社にとっては大きな不安要素だ。このほか、内外装部品の生産加工体系の充実、当局によるアルミニウム鋳造品生産能力拡充規制、部品販売価格の下落などの課題やボトルネックが存在する。
2021年12月期の売上高は5億4872万元(前期比10.71%増)、純利益は5251万元(同8.56%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
