今の中国は、バブル経済のころの日本と似ているという見方があるが、今の中国人の「価値観」も当時の日本人と似ているそうだ。中国メディアは、「30年前の日本は今の中国にそっくりだ」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 今の中国は、バブル経済のころの日本と似ているという見方があるが、今の中国人の「価値観」も当時の日本人と似ているそうだ。中国メディアの百家号は8日、「30年前の日本は今の中国にそっくりだ」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、1980年代から1990年代の日本をまとめた本を通して、「30年前の日本人は、今の中国人にそっくりだ」と気づいたそうだ。当時の日本人についていくつかの事例を紹介し、今の中国人の傾向と照らし合わせて欲しいと伝えている。

 まず紹介しているのが、「7時から11時」の仕事人間だ。1日に12時間働き、朝7時に家を出て夜11時に帰宅する生活は、当時は普通だったが今振り返れば過重労働だったと言えるだろう。中国は近年996(朝9時から夜9時まで週6日勤務)が問題になっていて、まさに当時の日本とそっくりだ。

 さらに「中産階級の幻想」を持っていたことで、日本のバブル期には多くの人の金銭感覚が狂い、サラ金を利用し、身の丈に合わないぜいたくな暮らしに慣れてしまったと伝えた。気が付いたときには借金で身動きが取れなくなっていたという事例は多く、今の中国と非常に良く似ている。中国では多くの人が豪華な家と車とブランド時計を持つのに必死だが、銀行ローンだけなく、非合法の闇金融に手を出す人も珍しくはなく、「幻想」から抜け出すのは容易ではないと警告している。

 そのため記事は、中国人に対し「30年前の日本」から学び、「人生の価値観」を見直すように勧めている。今の中国人は、仕事に忙殺される毎日と、止まらない物欲に圧倒されて考える暇もなく、「富めば富むほど貧しくなっている」のが現状なのだという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)