キャンプ歴20年で「一番最悪な出来事だった」と男性(画像は『Mirror 2020年8月17日付「Man left covered in bites after midges swarm tent like ‘something from horror movie’」』のスクリーンショット)

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スコットランドの渓谷でキャンプをしていた男性が朝になりテントの中で目覚めると、大量の小さい虫がテントにびっしりと張り付いていた。男性は手袋をして長袖、長ズボンを着用していたが、100か所以上も虫に刺されてしまったという。『Mirror』『Edinburgh Live』などが伝えている。

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今月13日、エディンバラ大学で働くアラン・マッキーさん(Alan Mackie)はスコットランドのアバディーンにある「Gleann an t-Slugain」という渓谷でキャンプを楽しんでいた。

テントの中で一夜を過ごすことにしたアランさんは眠りについたが、翌朝に目覚めるとテントの入り口に異常なほど大量の小さい虫がびっしりと張り付きうごめいていたのだ。アランさんは当時のことを「たくさんの小さな虫がテントを覆いつくし、私たちを待っていたんです」と明かしている。

この虫はスコットランド高地に生息するヌカカで、ゴマ粒のようにとても小さいが、夏になるとメスが繁殖のために血を吸うことで知られている。大量のヌカカがアランさんの血を吸いにやってきたのだ。

アランさんは「私は手袋、長袖に長ズボンをはいていたので、酷い虫刺されは無いだろうと思っていました」と話しているが、衣類を脱いで確認すると手足などに100か所以上も刺された痕があったという。実はその長ズボンはふくらはぎの部分がメッシュ素材になっており、主に脚を中心に虫に刺されてしまったようだ。

アランさんは「今月は暖かく湿っており、この3日間は風も強くなかったことから大量の虫が発生するのに適した条件でした」と話しており、様々な条件が重なってしまった結果だという。

テントの中から大量の虫を撮影した動画をアランさんが自身のTwitterに投稿すると、ユーザーから「私も夕暮れ時に静かな湖畔でカワウソが泳いでいるのを見ている時に大量の小さい虫に襲われたわ。本当にしつこくて目の中にまで入ってきたのよ」「数週間前にキャンプをした時は、今まで見た中で最悪なくらい大量の小さい虫がいました。本当にひどかったです」と似たような経験をした人のコメントが多数届き、自身の虫刺されの痕の写真を投稿する人もいた。

アランさんは「この20年間キャンプをしてきて一番最悪な出来事でしたね。しっかりと準備していたのにたくさん虫に刺されてしまいとても痒いです」と語っている。スコットランドでは5月から9月にかけてこのヌカカが大量に発生するが、キャンプ歴の長いベテランですら注意が必要なようだ。

画像は『Mirror 2020年8月17日付「Man left covered in bites after midges swarm tent like ‘something from horror movie’」』『The Scottish Sun 2020年8月18日付「SWARMAGEDDON Scots camper shares skin-crawling video as ‘worst swarm of midges in 20 years’ attacks his tent」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)