1/6放送開始! TVアニメ『pet』谷山紀章×小野友樹のスペシャル対談が公開!
本作では、人の記憶を操作することができる特殊能力者”pet(ペット)”たちが孤独と愛憎、そして運命に翻弄されていく物語を描く。アニメ制作も終盤戦に差し掛かった某日、司役・谷山紀章と、悟役・小野友樹の対談が実現した。役者としても縁のある、2人ならではの内容をお届けする。
――原作の漫画『pet』との出会いについて教えてください。
小野「オーディションの機会をいただいた時に初めて原作を読ませて頂いて、三宅乱丈先生のタッチの独特さ、人物も風景も唯一無二のものを持っていらっしゃるところにまず惹かれました。絵から伝わってくる情報が想像以上で、何かがグワっと身体に入り込んでくるみたいな感覚があって。ご縁をいただけて嬉しいです」
谷山「僕はもう初連載作『ぶっせん』の時から連載を毎週楽しみにしていたくらい、もともと乱丈先生の作品を追っかけていました。ずっとギャグテイストのものを描かれていた中で、『pet』が初めてシリアスな作風で。私見ですが、ギャグが上手い人は絶対シリアスも上手い。『pet』はそんな期待を遥かに上回る作品で、リアルタイムで楽しみにしていました。先生の大ファンなので作品は全部好きですが、『pet』は特に好きですね」
――原作を読んだ時はどのキャラクターが気になりましたか?
小野「オーディションでは悟のシーンを中心に頂いていたので、悟をメインに読んでいましたが、原作を読む中で気になっていったのは司かな。最初は頭が良くて筋の通った信念があると思っていたら、意外と大きな間違いを犯していたり、もろさも持っていてすごく人間味がありますよね。そして桂木も気になるキャラクター、『そういうバックボーンがあったんだ!』と」
谷山「ヒロキと司が主役の物語ではあるけど、僕が読んでいる時は悟が気になりましたね。冒頭に出てくるシーンが子供時代の悟なので、最初、僕は悟が主役の物語かなと思っていたんです。
あと、いちファンとしては司が怖いと思っていましたね。すごく狂気をはらんでいて運命に翻弄されている人物で、逃げ場がなくなってどんどん追い込まれていくんだけど、どこかヒール的な悪役にもかかれていて。『ぶっせん』とかは、誰が主役でも見られる作品で、『pet』も誰目線でも見られる。今回役をいただいて司目線で改めて読んで、司って本当に不憫でかわいそうな運命を背負っている男だなーと。
そしてもうひとりは桂木ですね。大森(貴弘)監督も桂木が好きとおっしゃっていましたが、『わかるよ監督、桂木は良いキャラだよね』って。最後まで読むと涙腺崩壊です」
■ひとりの人物を取り合う、恋愛に似ていますよね
――役作りやアフレコのご感想は?
谷山「覚悟は必要だなって思いましたね。司に入り込んでしまうと絶対にしんどいだろうから。そして身も蓋もない言い方だけど、『pet』の原作ファンの方々に気に入られようとはしています(笑)。すごく好きな漫画作品があって、それらがアニメ化する時の原作ファンの気持ちって、複雑な部分があるじゃないですか。”頼むぞ”と(笑)。イメージと違うと言われることもあったりするので、そういうものが極力ないように、気に入られますように、と思いながらやっています。
漠然としていますが、原作のファンの方々の司のイメージ像があるとして、それを全部集めて割るような、最大公約数的とでも言えばいいのかな、そういうところでできればなと。とにかく原作ファンの方の機嫌を損ねないように納得していただけるイメージで演じていますね。なぜなら俺自身も原作のファンなので、技術論というよりは精神論みたいなことですけど(笑)」
