近年に入り急速に普及したドローンは、撮影や宅配事業だけでなく、秘境の生態系調査や移植用臓器の運搬にまで広く活用されるようになりました。そんな中、まさかの火炎放射器をドローンに搭載できる拡張パーツが登場。実際に火を放っているムービーも公開されています。

The flamethrower drone will soon be a thing you can buy - The Verge

https://www.theverge.com/2019/7/16/20697157/the-flamethrower-drone-will-soon-be-a-thing-you-can-buy

Turn your drone into a flying flamethrower / Boing Boing

https://boingboing.net/2019/07/16/turn-your-drone-into-a-flameth.html

火炎放射器となる拡張パーツ「Throwflame TF-19 Wasp」をDJI S1000に取り付けているところ。



使い方は簡単で、プロペラを支持するアームを広げて固定したら……



燃料タンクに燃料を注ぎます。タンクの容量は1ガロン(約3.8リットル)で、合計で100秒間の火炎放射が可能だとのこと。



あとはタンクを機体下部にセットして……



飛ばすだけです。



実際に炎を放ってみるとこんな感じ。火炎放射の射程は25フィート(約7.62m)です。



飛行中はコントローラーに機体カメラの映像が表示されます。



想定される用途は、スズメバチなどを意味するWaspという名前のとおり、ハチ退治などです。



実際に蜂の巣を焼き払っている様子がこれ。



燃料を噴射するノズルが照準のようになっているので、狙いはかなり正確です。



ほかの用途は、農業用の野焼きや……



氷雪の融解作業などが想定されています。



また、変わった用途だと、中国の電力会社が電線にひっかかったゴミを除去するのに活用された事例もある、と経済紙Wall Street Journalが報じています。

Flame-Throwing Drone Removes Net Entangled in China Power Line - YouTube

電線に布のようなものが引っかかっていますが……



ドローンが火を放射すると、電線にからまっていた部分が焼けて、ゴミが落下しました。



電線も無事な様子。



「Throwflame TF-19 Wasp」を開発したThrowflameの公式サイトでは実際に拡張パーツが販売されており、価格は1499ドル(約16万円)です。日本にも発送が可能で、送料は279.29ドル(約3万円)となっていました。



ただし、屋外で物を燃やす行為は廃棄物の処理及び清掃に関する法律などにより原則的に禁止されているので注意が必要です。また、適法範囲の使用であっても重大な火災やけがにつながりかねません。過去には、手製の火炎放射器を無許可で使った男性が書類送検された例もありました。

手製の火炎放射器使用容疑 20歳男を書類送検、ネットに動画 - 産経ニュース

https://www.sankei.com/affairs/news/180122/afr1801220027-n1.html