弘中綾香アナ(本人のInstagramより)

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 局アナの中で今最も勢いがあるテレビ朝日・弘中綾香アナ。人気もすごいがアンチも多いようだ。先月発売の「FLASH」の「好きなアナウンサー・嫌いなアナウンサー」で両方ランクイン。嫌いな女子アナでは1位となってしまったとのこと。かの女子アナ嫌いのマツコ・デラックスも、弘中アナを最も嫌いと名指ししたのでは、と話題になった。もし違っていたらマツコにも弘中アナにもとばっちりである。

 幼い顔に高い声、バラエティで見せる冷笑的な物言い。芸人に対しても容赦なく、「激レアさんを連れてきた。」でのオードリー・若林とのかけ合いは人気を呼んでいる。そして彼女を嫌いな層もまた、主にこの番組での彼女の立ち居振る舞いが鼻につくのだろう。アナウンス力がろくにないのにバラエティではズケズケと物を言っちゃって。そんな印象が強いのではないか。事実、カメラが回っていないところでも、若林に対しては「人見知りなのに頑張ってしゃべってやんの」など唐突に蔑んできたこともあるようだ。そんな奔放さとロリ顔のギャップに鼻の下を伸ばす男性が多いというのも、同性から見たら面白くないに違いない。

弘中綾香アナ(本人のInstagramより)

 ちなみに私が一番驚いたのは、別番組でのマツコの発言を持ち出して、わざわざ反論したことである。水曜放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、テレ朝の女子アナカレンダーを見て、「6月の女(=弘中アナ)、勘違いしてるわね」とマツコが発言。するとその発言を土曜放送の「激レアさん」の冒頭で蒸し返し、「そう言われちゃったみたいなんですけど、改めて見て私も勘違いしてるなって思いました」と弁明したのだ。あくまで会社の仕事であり、ノリノリだった訳ではなく、自局の利益になると思ったからこそ、と続けていた。

 内容だけ見れば、弘中ちゃん、素直に自分の浮かれぶりを認めて立派だね、ということだろう。テレビ界で人気のある、マツコにおもねった匂いも感じる。しかし、違う番組の芸能人の発言をあえて持ち出してまで自分は悪くないと弁明するのは、結構気が強いやり方だなあと思ったのである。そしてこのやり方、見覚えあると思ったら、YouTuberデビューするも炎上した椎木里佳と、こないだ妊活偽装疑惑がかけられたはあちゅうだと気づいた。とにかく批判に言い返さないと気が済まない。するとアンチがまた噛み付く。そんな3人の共通点は、美人かつ有能なだけでなく、慶應大学の内部進学者ということである。

縦にも横にも強い慶應ネットワークが作る、全能感と気の強さ

 弘中アナは中学から慶應だという。実に優秀だ。そして内部進学で慶應大学に進んだ人間は、良くも悪くも肝が座っている。何故ならば、周囲には有名な財閥や大企業の子女が多く、同級生や先輩・後輩の親をたどっていけば日本の上層に張り巡らされた「三田会ネットワーク」という後ろ盾があるからである。弘中アナは数年前の「週刊朝日」インタビューで、慶應卒業生のつながりは縦にも横にも強く、そこに助けられることがあると語っていた。実際、慶應出身の友人によれば、「慶應卒業生です」というだけで会ってくれる慶應OB・OGは、大企業の社長から政治家まで山ほどいるそうだ。就活やコネ入社にも慶應閥は強い。要は困った時は、慶應愛の強いOB・OGたちに頼めばなんとかしてくれる。そういう境遇に育った慶應内部進学生たちは、ある意味、世の中はどうにでもできる、と「高をくくる」全能感が培われるのだろう。

 先にあげたはあちゅうは高校から、椎木は幼稚舎からという筋金入りの「下から慶應」である。椎木自身は、「父のネームバリュー、慶應のブランド、若さなど、切れるカードを全て切って戦うべき」と述べているほどだ。慶應ネットワークの恩恵を受けることに最も自覚的で、にじみ出る全能感も含めて世の中への影響力も炎上力も大きかったという典型例ではないだろうか。

 おそらく弘中アナの見境ないような毒舌も、欲しいものを手にし、何をしてもある程度丸く収めてもらえる恵まれた環境を享受してきたことも大きいはずだ。その美貌ゆえに大目に見てもらえる部分もきっとある。何よりマスコミ業界にも慶應卒業生は多く、ネットワークはやはり強固だ。

 テレビでは8割嘘をついていると語っていた弘中アナ。それでも、世間の声や批判に傷ついているというのはおそらく本当だと思う。気の強さは、下から慶應という育ちの良さの裏返しなんです。一般庶民の皆様、ごめんあそばせ。それくらいに思っていれば気が楽なのではないだろうか。

 今はラジオに食指が動いている弘中アナ、きっとこの夢も実現してもらえることだろう。とはいえ、「ペンは剣よりも強し」。ちょっとした言葉遣いで炎上するお手本を見せてくれる椎木やはあちゅうの姿を勉強してからラジオに臨むのでも遅くはないのではないだろうか。慶應ネットワークの充実ぶり、さすがである。

(冨士海ネコ)

2019年6月23日 掲載