アマガエルをヒントに、環境に合わせて色が変化する顔料
![アマガエルをヒントに、環境に合わせて色が変化する顔料](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/b/fb206_1639_a6af6fff_5ef142a0-m.jpg)
生物から学べば、自然に調和した高効率の発色性を持つ色材で従来ない色材の開発につながる。
アマガエルなど環境変化に応じて、複数の異なる発色性を持つ色素胞の働きで、色変化する生物の組織を参考にした。刺激応答性色素には光の照射で色を変えるフォトクロミック色素のジアリールエテン誘導体を採用。構造発色性色材には球状のコロイド結晶を用いた。背景を黒と白で変えると、ジアリールとコロイドの融合した色材が、光の照射背景色の変化に伴って色変化した。
研究成果は独国際学術誌スモールに掲載された。