早すぎ?2017年夏、最悪の契約ワースト10
『FourFourTwo』は2日、「今夏のマーケットで行われた最悪の移籍、ワースト10」という記事を掲載した。
9月1日にほとんどのリーグで移籍期間が終了し、1月までのメンバーが確定した。上手く行ったようにみえるクラブもあれば、そうでない者も。
その中で最も悪いという取引は何なのか?ランキング形式でまとめられている。
10位:ギルフィ・シグルズソン(スウォンジー→エヴァートン)
取引額:4500万ポンド(およそ62.1億円)
いい選手だ。しかし恐ろしい額の取引だ。
シグルズソンはエヴァートンをより良いチームにするだろう。これまでにないレベルの創造性を提供してくれるだろう。しかし、この価格で?
彼はもう28歳になる選手で、数年間しかトップレベルでプレーできない可能性もある。これは莫大な払い過ぎ以外の何物でもない。
9位:アントニ・モデスト(ケルン→天津権健)

取引額:3000万ポンド(およそ41.4億円)
彼は2016-17シーズンにケルンでプレーし、35試合で24得点を決めた。
29歳で彼は中国での莫大な富を追求する権利を手に入れたし、それはうまくいくだろう。しかしその年齢を考えれば、3000万ポンドは高すぎる。
モデストは市場性が高い選手ではないので、中国リーグ全体のレベルや格式を上げるためという意図にも合致しないだろう。
8位:アレックス・オックスレイド=チェンバレン(アーセナル→リヴァプール)

取引額:3500万ポンド(およそ48.3億円)
別に、オックスレイド=チェンバレンがリヴァプールの支払った額に見合わない選手であるという意味ではない。ただ、センターハーフとしての信頼は間違っているようには見えるが…。
問題はアーセナルが彼を放出したことだ。彼が求めた大きな給与を支払いたくないことから、オックスレイド=チェンバレンの代わりを手に入れないままシーズンに突入することになってしまった。
アーセナルが機能していないことを象徴する出来事でもあるだろう。
7位:ネイマール(バルセロナ→PSG)

取引額:1億9800万ポンド(およそ273.1億円)
価値が付けられないほど才能のある華麗な選手だ。しかしこの契約がどのように感じられるか?
それがサッカーを超えた要因によって引き起こされたことは誰もが考えている。ジャン・ミカエル・セリのバルサ移籍も、PSGの干渉でブロックされたとも。
ネイマールは世界でも最高の選手の一人。しかし、その移籍は試合だけによるものではない。
6位:ホセル(ストーク→ニューカッスル)

取引額:500万ポンド(およそ6.9億円)
ニューカッスルは今季ゴールスコアラーを必要としており、マイク・アシュリー会長はチームの改善のためにそれを約束した。しかし、その結果はコレであり、ベニテス監督の将来は更に不透明になっている。
ホセルは、ベニテスが望んでいたゴールを保証できる選手ではない。イングランド、ドイツ、スペインでプレーし、9ゴールを上回ったこともない。
彼を獲得すること自体は悪くはない。倹約的なものだ。しかし、ベニテスが求める改善と、ホセルがもたらす改善の間には、大きなギャップがある。
5位:ダニー・ドリンクウォーター(レスター→チェルシー)

取引額:3500万ポンド(およそ48.3億円)
その方法と、そのあまりにも高すぎる金額についてだ。
チェルシーはロス・バークリーにフラレてしまったことで、最終日にダニー・ドリンクウォーターを獲得することになった。
彼に対しての関心は長期的なものだったが、その移籍金は状況によって高騰しすぎた。彼はいい選手だが、チェルシーの成功をもたらせるほどではない。
これはスティーヴ・シドウェル、スコット・パーカーの再現になるかもしれない。古典的な過大評価と、間違ったステージの提供だ。
エンゴロ・カンテとティエムエ・バカヨコはコンテのデフォルトメンバーであり、セスクが攻撃的なオプションである。ドリンクウォーターの時間がどこから来るのかはハッキリしない。
4位:パブロ・サバレタ(マンチェスター・シティ→ウェストハム)

取引額:フリー
サバレタは素晴らしい選手だ。手本になれる男で、プロフェッショナルかつ徹底した人物だ。
しかし、ウェストハムの典型的な補強とも言える。彼は名前が大きく、既にピークを過ぎており、その賃金はおそらく巨大である。
これは、クラブの文化を象徴する短期主義的症状だ。勝利のメンタリティがウェストハムにもたらされることは期待できるが、サッカーはそううまくは機能しない。ウェストハムの無数の問題を解決してくれる魔法の弾丸ではない。
3位:キリアン・エンバッペ・ロタン(モナコ→PSG)

取引額:ローン+購入オプション1億8000万ユーロ(およそ235.1億円)
PSGは上手くやっただろう。財務的な見通しに関する懸念は、ローンという形で奇跡的に軽減された。
エンバッペは欧州の主要なクラブ全員が関心を持っているはずの素晴らしいヤングスターである。
しかし、同じリーグのクラブに移籍するというのは、つまりは「ライバルを弱体化させるためのもの」と言える。ゴンサロ・イグアインやマリオ・ゲッツェなど…。
彼は非常に才能があり、おそらくパルク・デ・プランスでも上手くやるだろうが、競争の文化を侵食するような取引である。
2位:パウリーニョ(広州恒大→バルセロナ)

取引額:3640万ポンド(およそ50.2億円)
まあパウリーニョの先入観は忘れよう。イングランドでの不本意な時間は。中国リーグでプレーしていた29歳が、バルセロナへやってきた。
彼がプレミアリーグに適していなかったことは間違いない。コミットメントが不足した態度が彼を難しくしたとも示唆されている。
彼がバルセロナで自身を証明できるチャンスはあまり大きくはない。カンプ・ノウで必要とされる要件、前任者の偉大さがそれを十分に難しくしている。
1位:ジョン・テリー(チェルシー→アストン・ヴィラ)

取引額:フリー
選手がキャリアの中で何かを達成した時、特権が与えられる。スティーヴ・ブルースは彼に何を見ているか?勝者のメンタリティを感染させることだ。
アストン・ヴィラはここまでの5試合で9失点。リーグではワースト3だ。チームも下位に沈んでいる。全く問題だ。
このような種類の移籍は、常にスマートに見えるものであるが、全く機能しないことは珍しい。テリーはデイヴ・マッケイでもなく、ブルースはブライアン・クラフではなかったのかもしれない。

