東京に暮らす、個性的な美女の人生を深掘りする企画。今回は、12歳でアイドルになった少女Harucaが、起業家を目指すに至るまでの過程に迫った。



壮絶ないじめも経験したアイドル時代

Harucaの波瀾万丈のストーリー・オブ・ライフ、最初の波がやって来たのはいまから10年前、12歳の時だった。

埼玉県の嵐山町が地域活性化のために企画したご当地アイドルユニット、Pieaceのメンバーとして人前で歌ったり踊ったりするようになったのだ。そしてHarucaは3期目のリーダーに任命される。

「いろんな地方のアイドルの曲を収録したビクターの『もぎたて アイドル発見伝!』というCDに参加させてもらいました。その時に、地下アイドルをやってみないか、と誘っていただいて、秋葉原とか赤坂、新宿などで地下アイドルとして活動を始めたんですね。またAKB48が流行る前で、モー娘。の時代ですね。私は14歳とか15歳でした」



にこやかに過去を振り返るHarucaであるけれど、中学時代には壮絶ないじめも経験している。

「アイドルをやっていたせいで、すごくいじめられていました。手足を縛られたり、カッターを突きつけられたりとか。いい学校に行けばそういう目に遭わなくて済むはずだと思って、勉強をがんばってそこそこの進学高に進みました」

高校生になってからも地下アイドルとして活動していたが、「自分は歌で勝負をしたかったんだ」と気付いたHarucaは、17歳でグループを脱退、ソロで音楽活動を開始する。

「中学生の頃から作詞をして、19歳で曲も作るようになりました。でも、20歳の時に、転機があったんです……」


Harucaの人生観を変えるほどの転機とは?



高1、高2の2年間で、約200万円をエステに投入

Harucaの人生観を変えるほどの転機とは、何か?

「仕事でお世話になっている、10歳以上も年上の大人たちが、お金のことでもめているのを見ちゃったんです。どんなにいい音楽でも、理想が高くても、稼がないと厳しいと思い知らされました。お金持ちになりたいというのとはちょっと違うんですけど、稼ごうと思いました」

理想の音楽活動を継続的に行うには、キャッシュを回すことも必要だと学んだHarucaは、運命の人と出会う。

「ご縁があって美容関係のカリスマ起業家、長谷川朋美さんと出会ったんです。最近は『1分間の深イイ話』の“モナ子”で有名ですけれど、20歳の時から2年ほどアシスタントをやらせていただきました。朋美さんはビューティサロンの経営からスタートして、いまはセミナーやプロデュースのほかに、何冊も本をお書きになって女子の生き方に大きな影響を与えています。音楽以外にも、朋美さんのように自分を表現したり伝えたいことを発信するような生き方もいいな、と思い始めたんです」



Harucaは、「これからは女性が光らなければいけない時代。どんどん前に出て、好きな道を進んでくださいというメッセージを発信したい」と目を輝かせる。

「朋美さんと一緒に美容サロンに取材に行ったり、セミナーや出版イベントのお手伝いをすることで、私もたくさんのことを学びました。朋美さんと同じことはできないけれど、自分なりにお伝えしたいと思っています」

高校時代のHarucaは、驚くことに1年生と2年生の2年間で約200万円をエステに投じたという。

「高校生はローンを組めないので、母親に頼み込みました。人前に出ていたから美への執着はすごくあって、だから素敵なエステシャンとか効果的な施術はわかっているつもりです。いまはそういう経験を活かして、個人のサロンとかコスメ商品を出している企業のPRのお手伝いもしています」


Harucaにとって、理想の男性とはどういう男なのか?



好きなことをしても生活が成り立つことを証明したい!

いまHarucaは、音楽活動と美容関係の起業家としての活動が生活の二本柱になっている。アイドル発、ミュージシャン経由、起業家行き。こんな世にも珍しい汽車に乗って人生の旅を続けるHarucaにとって、理想の男性とはどういう男なのか。

「いままでに3人の男性とお付き合いしたことがあるんですけれど、根性がある人が好きですね。失敗はだれにでもあるけれど、そこで諦めずに、何度でも這い上がろうとする人が好きです」

自由奔放に生きるHarucaだけあって、束縛するような男は絶対にNG。

「自分の仕事とかやりたいことを理解して、寄り添ってくれる人じゃないと難しいでしょうね。彼からの電話に出られないこととかしょっちゅうなので、そこでねちねち言われたりすると絶対ダメ。でもその分、相手のとっていつまでも自慢できて魅力ある彼女であるように私は努力したいし、しっかり信頼関係を築いていけたらいいなと」



理想のデートも、Harucaの場合はちょっと普通とは違っている。

「お互い忙しいから、一緒にどこかに行きたいとかだとハードルが高い。だから仕事の合間合間に、ちょっとご飯に行くとか、お茶に行くとか、2時間でも一緒にいられればいい」

学校を出て、就職をして、キャリアを積み重ねて、というごく普通のレールの上を歩まないHarucaは、だからこそ同世代の女子に伝えたいことがあるという。

「あれもやりたい、これもやりたいって、普通の人はそんなの無理だよって言うかもしれません。好きなことをやりたいけれど生活があるからって、最初の一歩を踏み出せない人もいるかもしれない。でも、自分の気持ちに正直になってわくわくすることを続けて、きちんとお金も稼いで暮らしが成立することを証明したいです」



Harucaは、これからの世の中は格差が広がり、家計も厳しくなっていくだろうと認識している。

「だからこそ、男性に頼ってばかりではなく、自分で稼ぐ必要があります。その時、やっぱり自分自身を好きでなければ、他人に認めてはもらえないと思う。自分を愛するためには自分への投資、たとえば肌や髪など自信が持てるポイントを増やしていけたらいいなと思います。美容のお仕事では、そういう提案をしていきます」

アイドル、ミュージシャン、美容関係の起業家。一見、脈略のない人生を歩んできたように見えるHaruca。

でも実は、遠回りして寄り道をしたさまざまな場所で、将来の糧となる経験を積んできたのだ。

Hasrucaのメッセージは、ブログ「Harucaのスッピン記録。」で読むことができる。