最近トランプ大統領の機嫌が良くなった事案がある。日本製鉄によるUSスチール買収で約2兆円もの投資が動きそうなことだ。さらに日本製鉄からの「ある提案」が、難航していた買収計画を一転して歓迎ムードにしている。ただし、日本側が浮かれるのは時期尚早だ。日本企業が米国の政治に振り回されるケースがますます増えそうな気配がある。(多摩大学特別招聘教授真壁昭夫)日本製鉄の買収計画が「トランプの人気取り」案件に日