結婚した。はじめは皿洗いなどの手伝いをしていたが、従業員の相次ぐ急病をきっかけに30歳で自らも厨房に立ち始めた。お客の厳しい苦情に悩みながらも徐々に納得のいくおにぎりを作れるようになったという右近さん。しかし、行く手にはさらなる困難が待ち受けていた。■夫の心筋梗塞、借金返済、極度の睡眠不足。満身創痍の状況に一本の注文電話が――お客の様子を見ることができるようになったと同時に、具材の味付け、ご飯の量な