By Petra Horváth

12月25日前後のクリスマス時期は家族や友人が集まって一緒に時間を過ごす時期ですが、アダルトムービーサイトの「Pornhub」は2013年のクリスマス期間中にどのようなキーワードが使われていたのかをまとめたデータを公開しています。

XXXmas with Pornhub - Pornhub Insights

http://www.pornhub.com/insights/xxxmas/

◆期間中に検索数が増加したワードと伸び率

クリスマス時期によく検索されたワードの一覧と伸び率を示したグラフがこちら。通常時期と比べて2692%もの伸び率を示したのは「naughty santa’s helper(ひわいなサンタのヘルパー)」という、いけないサンタを連想させるキーワードでした。2462%で僅差の2位につけたのは「fucking dads girlfriend(父さんのガールフレンドとファックする)」という、こちらもどうしようもないキーワード。3位には非常にわかりやすい「christmas fuck(クリスマスファック)」というワードが続いています。それ以降もムズムズするようなワードが並んでいますが、増加率112%の「elf(妖精)」というワードもなかなか興味深いところ。



◆「クリスマス」関連ワードの検索数

こちらは「クリスマス」に関連したワードのみを集めた検索数を比較したグラフ。1位の「christmas」や2位の「xmas sex」などに続いて4位には「black santa(黒いサンタ)」という背徳感ただようキーワードがランクイン。次いでまたもや「santa helper(サンタヘルパー)」がランクインし、「santa baby(サンタベイビー)」や「mrs. clause(サンタ夫人)」、「santa girl(サンタガール)」など、どうやらサンタクロースはPornhubのサイトでも「時の人」になっていたようです。



◆アメリカの州ごとにおける統計など

以下のインタラクティブなグラフでは、アメリカの州単位での傾向を見ることができます。右上の「Region」と書かれた部分をクリックして州名を選ぶとグラフの値が変化し、いずれの州でも「christmas」が圧勝という結果が示されているのですが、例えばハワイ州の2位は「asian(アジア人)」、メイン州だと「cartoon(マンガ)」、ミシシッピ州の「hentai(ヘンタイ)」など、州ごとに異なった結果が現れている様子を見るのも面白いもの。「christmas」以外の鉄板キーワードには「teen(ティーン)」や「massage(マッサージ)」、「milf(熟女:Mother I'd like to fuckの短縮)」などがランクインしていました。

Dashboard 1

◆トラフィック量の減少率

「やはり」というべきなのか、クリスマス時期にはPornhub自体のトラフィック量が大きく減少している様子で、クリスマスイブ当日のトラフィックはじつに43%も減少していることがわかっています。翌日のクリスマス当日は26%減となっていることからも、やはりアメリカではクリスマスイブに家族や友人が集まって一緒に時間を過ごしており、ポルノサイトを利用しにくい状況が浮き彫りになっています。



クリスマス当日のトラフィック減少率を国別に比較したグラフがこちら。1位はイギリスの36%減、次いでオーストラリアの34%減などと続き、実は26%減のアメリカは7位に位置していることがわかります。日本の減少率は7%となっており、これは文化の違いを表しているのか、それとも何か別の理由があるのかは気になるところ。トルコ、エジプト、セルビア、ウクライナ、台湾、インドなどはクリスマス当日のほうが普段よりもトラフィックが増加しているという非常に興味深いデータも示されていました。



以下はアメリカの地域別の減少率を示したグラフ。最もトラフィックが減ったのはメイン州と首都のあるコロンビア特別区で、ともに減少率は28%。僅差の27%でデラウェア州が続きます。逆に最もトラフィックが減らなかったのはアリゾナ州とケンタッキー州となっていました。



◆端末ごとのアクセス率

最後に示されているのはサイトにアクセスした端末の種別。最も多いのはモバイル端末の56%となっていました。興味深いのは、グラフ下部で示されている端末ごとの落ち込み率の違い。デスクトップが−28%と大きく落ち込む一方でモバイル端末は−16%しか落ちていない数字からは、期間中にデスクトップからアクセスすることの難しさを垣間見るようです。