逆転勝利飾るもザック「結果興味ない。ロジックに注目している」

写真拡大

 ブラジル・ワールドカップを目前に控えた日本代表は現地時間6日、アメリカのタンパでザンビア代表を相手に本番前最後のテストマッチを行った。

 前半に2点を失った日本であったが、MF本田圭佑の2得点、MF香川真司、FW大久保嘉人らの得点によって、結果的に4−3でこの乱戦を制した。

 試合後、アルベルト・ザッケローニ監督はこの日の勝利についてコメントを残した。

「2点ビハインドから4ゴールを奪っての逆転勝利だが、結果にはあまり興味がない」とあくまで内容重視を強調したあと「ロジックにのっとっていたかどうかに注目している。このチームにはこのチームなりのロジックがあって、そのロジックにしたがってプレーすれば、勝利への可能性は高くなる」とチーム戦術の重要性を語った上で、「今日のゲームには満足していない」と振り返った。

 また、ザッケローニ監督が常々掲げてきたインテンシティについて、「今日はそれが伴っていなかった。自分が想像していたものは、ピッチの上では出せなかったと言える」と、反省を述べ、「今後も自分達のやりたいサッカーを出すことに集中していきたい。選手たちはよく頑張ってくれたとは思う」と、逆転勝利を飾った選手たちを労いつつ、迫るワールドカップ本大会を見据えた。