ギレルモ・デル・トロ

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先日、当サイトでもお伝えしたが、米HBOにてTVシリーズ化が決定した浦沢直樹の人気漫画『MONSTER』の製作が着々と進行しているようだ。

米Collider.comによると『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』(日本公開8月9日)の鬼才ギレルモ・デル・トロ監督がパイロット版を手がける『MONSTER』は、すでに脚本を書き上げておりHBO側が現在その脚本を確認中だという。

デル・トロ監督は浦沢氏の原作に対し、多大な敬意を表しているとのことで、さらにTVシリーズ化の承諾を得るには、シーズン1の全エピソード毎の大まかなあらすじを浦沢氏に提出しなければならなかったとか。これを受けて、デル・トロ監督はTV版『MONSTER』は原作(全18巻)に忠実であり、シーズンを増やすためのエピソード追加などは行わないと断言している。

ドイツを舞台に、無実の罪を着せられ逃亡者となる天才脳外科医テンマと、恐ろしい秘密を抱える美しい少年ヨハン、その双子の少女アンナや、テンマを追うルンゲ警部など魅力的なキャラクターが多数登場し、人間愛や殺人、倫理観といった重厚なテーマを取り扱った本格ミステリー漫画『MONSTER』は、手塚治虫文化賞を受賞、日本でもアニメシリーズ化されている。

かつてハリウッド映画化も噂されていたが、原作の世界観が壊されるのではとの不安の声も多かった。今回ダーク・ファンタジーを得意とするデル・トロ監督のTVシリーズ化ということで、原作ファンも一安心したのではないだろうか。(海外ドラマNAVI)



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