「オリンピックでメダルを取って終わりたい」強烈な思いで試合に臨む福見友子。

イギリスのエクセルは朝9時25分。男女が左右の会場で交互に試合をする。

客席には日本人が多い。なぜか、シャツを脱ぎ出すおっさんの映像が映る。

福見友子が体をゆすりながら出番を待っている。

中継は、NHKの/三瓶/宏志アナと解説谷本歩美のコンビ。アテネ、北京五輪金の谷本は明晰な解説をする。

三瓶アナは「さんべこうし」と読む。難読アナの一人だ。この人は大相撲アナの一人。

三瓶「福見は日本人で最初に畳に上がります」

相撲なら「土俵に上がる」だが、そういうのか、柔道の場合。

谷本「福見さんは緊張している」

谷本も緊張した声だ。

何と言っても、負けた瞬間に福見の引退が決まるのだ。

スペインのブランコとの対戦。国際大会では、過去福見の2勝0敗。

2分30秒を経過し ても両者ポイントなし。

消極的なブランコに指導。ここから福見は押さえこみにかかるが、ブランコも必死に逃れる。

力の入る試合。残り27秒で待て。背負い投げ決まらない。

5分で決まらず、3分間の延 長。送りえり締めで福見一本。

笑顔が全くない福見。このままで大丈夫なのだろうか、と思わせる。見る方も胸を締め付けられる一戦だった。