公文式が0歳児からの読み聞かせ「Baby Kumon」を6月開始
日本公文教育研究会(代表取締役社長:児玉皓二)は、6月から0・1・2歳の子どもと母親向けの新しい教育サービス「Baby Kumon(ベビークモン)」をスタートする。5月9日に、東京・丸の内の東京ステーションコンファレンスにおいて、新サービスをスタートさせる背景、および、サービス内容についてプレス向け説明会を開催した。また、東京医科歯科大学大学院教授の泰羅雅登氏が日本公文教育研究会と共同で行った研究で明らかになった「脳科学からみた読み聞かせ効果」について講演した。
新サービスを開始する理由について児玉社長は、「多くの母親から『(3歳からではなく)もっと早い段階から公文式を受けられないか』といった相談を受け、また、『家庭教育』が困難になっている社会的課題に対応するサービスが求められていた」と背景を語った。
公文式では、2007年から「子育て応援活動」を立ち上げ、全国の公文式教室で無料で「読み聞かせ」の楽しさを体感する『こそだてちえぶくろ』(会員数16万人)や、読み聞かせ向き絵本について情報交換ができるコミュニティサイト『ミーテ』(会員数20万人)を立ち上げて、「読み聞かせ」についての取り組みを続けてきた。
さらに、2006年3月から、白百合女子大学田島信元教授、東京医科歯科大学の泰羅教授と公文式が「子育てを科学する共同研究班」を立ち上げ、脳科学と発達心理学の観点から「読み聞かせ」の有用性について検証を行ってきた。この結果について泰羅教授は、「乳幼児に対する歌や読み聞かせによって、感情をつかさどる辺縁系が活性化する傾向がみられ、親子関係や子どもの発育に良い影響を与える様子がみられた」と発表している。
「Baby Kumon」は、歌と読み聞かせを中心に「親子の絆を育む」ことで「学びの土台をつくる」ことを基本コンセプトに開発。絵本・CDによる教材は、0〜1歳向けに1〜12号、2歳向け1〜6号の合計18段階で教材が構成されている。さらに、月に1回、公文式の指導者が親子のやりとりを公文式教室にてサポートする「Baby Kumonタイム」を設け、悩み相談にも応じる。
公文式の乳幼児普及推進部長の橋口健氏は、「Baby Kumon」の役割について、「家庭でのモチベーションアップが主な役割。教室でのコミュニケーションを通じ、しっかりとサポートしていきたい」と語っている。会費は月額2100円で、全国約8000の公文式教室でサービスを開始する。(編集担当:風間浩)
