駒澤大、東洋大、早稲田大の3強対決と目されている今季の大学駅伝。その第2ラウンドである全日本大学駅伝が11月6日に開催され、駒大が3年ぶり8回目の優勝を飾った。(※出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と3大会開催される)

 2位にとどまった10月10日の出雲駅伝の反省を活かす走りで雪辱を果たした駒大。いい流れを作って勝利を引き寄せたのは、1年生の村山謙太だった。

 村山は出雲駅伝では1区のランナーとして出場したが、13位と波に乗れず出遅れ、それがチームの敗因になってしまっていた。しかし、その5日後の静岡県長距離記録会1万mに出場すると、自己新で日本人2位という結果を出しており、その走りを見た大八木弘明監督が「体調をしっかりコントロールできている」と、今回はエース区間の2区に村山を起用した。

 1区を走った駒大のエース・撹上(かくあげ)宏光(3年)からトップと4秒差の3位でタスキを受けた村山は、5選手と並走した後、7キロ過ぎにスパート。そのまま抜け出すと、「ラスト3キロは押し切ることができなかった」と反省しながらも、2位の日大に23秒差、東洋大には38秒差をつけたのだ。

 これで後に続く選手も勢いづき、3区の油布(ゆふ)郁人(2年)、4区の上野渉(3年)、5区の久我和弥(3年)が連続区間1位をとり、2位に上がってきた東洋大との差を2分08秒まで広げた。

 その後、6区に起用された中村匠吾(1年)は東洋大に37秒詰められたが、7区の高瀬泰一(4年)が1分40秒差に戻すと、アンカーの窪田忍(2年)は東洋大の柏原竜二(4年)の追い上げをふり切って優勝したのだ。

「撹上と油布はユニバーシアードのあと体調を崩し、出雲の時は練習ができていなかったが今回は戻ってきた。心配していた1区と2区(の選手)がうまくのってくれて、7区までは思い通りのレース。アンカーの窪田がもう少し走れてもよかったけど、ひとりで走って後ろから追いかけられるプレッシャーがあったかもしれない……。6区の中村ももうちょっと走る計算だったけど、初めての大学駅伝で緊張したと考えれば……」と大八木監督は振り返る。

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