安徽省合肥市の飲食店で1日に発生した火災で、従業員が2階にいた客を逃がさなかったことが分かった。「支払いがまだ」だったからという。中国新聞社が報じた。

 火災は1階調理場の換気扇で発生したとみられる。同店の2階部分は貸し切りの個室がいくつかあり、20人以上の客がいた。隣のインターネットカフェの経営者によると、煙が猛烈に噴き出していたので、自分の店からも客を逃がした。

 飲食店2階にいた客によると、食事をほぼ終えた時に女性従業員が入ってきて支払いを求めた。空気に焦げ臭さを感じたので「火事ではないのか」と尋ねたが「大丈夫です。お勘定をお願いします」と言われたので、料金を払った。店を出ようとしたところ、階段は煙で充満していた。

 大騒ぎになったが男性客の1人が「あわてるな、あわてたら全滅だ。まず、女と子どもを逃がせ」と怒鳴り、女性の一部と子どもを階段から逃がした。

 階段を伝ってのぼってくる煙はますます激しくなり、1階におりることは不可能になった。呼吸が苦しくなってきたので、2階の客は窓に殺到して窓ガラスをたたき割った。うち男性1人が後ろから押されて転落し、足を骨折した。

 その頃になり消防が到着して2階に取り残された人を救出し、火を消し止めた。(編集担当:如月隼人)



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