ERPパッケージ(統合業務パッケージ)は、業種や業態に応じて入念なカスタマイズが必要となるが、このたびNECはERPベンダー大手のSAPの中堅・中小企業向け製品「SAP BUSINESS ONE」を、業種別にプレ・カスタマイズした導入支援パックを製品化した。

これにより、SAP製品の短期低コスト導入が可能となる。

今回製品化されたのは、これまでの卸売業、食品製造業・加工業、紙製品加工業、プラスチック製造業、プラント建設業に加え、業界特有の管理項目が多く汎用化のニーズの高い建築/工事業・繊維業の2業種だ。

「業種別導入支援パック」は、(1)SAP Business One ライセンス(5ユーザ分)、(2)業種対応テンプレート、(3)PCサーバ(Express5800/120)1台、(4)導入支援サービスから構成されており、価格は建築/工事業パック:980万円から(税別)、繊維業パック:700万円から(税別)となっている。

また、これとともに「SAP Buisiness One」を搭載するサーバの運用管理を代行する「運用支援サービス」の提供も開始する。

 「運用支援サービス」は、堅牢なデータセンターを活用し、OS・サーバなどのハードウェア・アプリケーション等 基幹業務に関するシステムの運用監視から、障害・問い合わせ対応、パッチの適用や各種機器の予防交換を行う。
価格は、月額58,000円からとなっている。

SAP製品の導入に当たっては、極力、アドオン(追加プログラム)を開発せずに、業種ごとに最適なカスタマイズを行うことが理想とされるが、NECはこれに関してサードパーティのパッケージを介在させることで、コストダウンと短期導入を可能にしている。

NECは、今後も企業の経営を支援するコンサルティングからシステム導入・運用保守まで、日本の商慣習にあわせた総合的なサービスの提供を推進していくとしている。

(編集部 真田裕一)