「いい組み合わせにしてもらえることが増えた」 西郷真央が感じるメジャー王者の自覚
【写真】さあ、どうやって寄せる? 難解すぎるリビエラのグリーン周り
「いい組み合わせにしてもらえることが増えた」。世界ランキング上位選手たちと同組で回る機会が増えたことも、メジャーチャンピオンになったことを実感する瞬間の一つだ。 「そういう意味ではありがたいですし、より頑張れたらなとは思います」 昨年の全米女子オープンは、悔しさの残る一戦だった。シェブロン選手権に続くメジャー2連勝が懸かるなか、2日目終了時点で単独首位に浮上。連勝も現実味を帯びていたが、3日目に「75」と崩れ、最終的には4位で大会を終えた。悔しさを押し殺しながらコースを後にした姿が印象的だった。 その後のメジャーではトップ10入りがなく、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今年のシェブロン選手権も59位。それでも、来たるメジャーに特別な思いを抱いているわけではない。ただ、こうした“いい組み合わせ”は、チャンピオンとしての自覚やモチベーションを高める要素の一つになっている。 昨年の悔しさを晴らす舞台は、名門・リビエラCCだ。コース攻略のポイントとして真っ先に挙げたのはラフの芝。日本ではなじみのないキクユ芝が混じり、沈むというよりボールが浮いてしまう。ラフの長さは均一ではなく、「入り方によってはライが毎回変わる」と警戒を強める。 また、全米女子オープンらしい厳しいセッティングながら、グリーンはそこまで硬くないというコンディション。しかし、西郷にとってそれは必ずしも歓迎しない。 「グリーンが硬い方が好きなので」。スコアの伸ばし合いよりも、我慢比べのような展開を好むタイプ。昨年はトータル7アンダーでマヤ・スターク(スウェーデン)が優勝したが、「間違いなく昨年よりスコアは出るかなと思います」と展望した。 メジャー2勝目を挙げることができれば、昨年の苦い記憶を払拭する大きな一勝となる。しかし、メジャーチャンピオンとなった今は達観の境地にいる。「メジャーにはラッキーもあれば、アンラッキーもある。しっかり自分を許しながらプレー出来たら」。メジャーの勝ち方を知った24歳は、どんな大舞台でも落ち着きを失わない。(文・齊藤啓介)
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