ドジャース・山本由伸 4勝目!今季最多7安打も「丁寧に」7回1失点
◇ナ・リーグ ドジャース5―1ブルワーズ(2026年5月24日 ミルウォーキー)
ドジャースの山本由伸投手(27)が24日(日本時間25日)、ブルワーズ戦に先発し、7回1失点で今季4勝目を挙げた。3奪三振ながら、ゴロアウトは2度の併殺を含めて大量13個を数え、8度目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)はナ・リーグ2位タイ。“打たせてもヨシ”の背番号18がエースの役目を果たした。
山本は今季最多の7安打を浴びたが、要所を締めて3登板ぶりに白星を手にした。コースを丁寧に突いて長打を許さず7回1失点。2試合連続でハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)にまとめ、「チームが勝つことが一番大事なことなので良かった」と達成感をにじませた。
スプリットがさえわたり、特に初回と6回に奪った2つの併殺打が光る。初回無死一塁は2番チュラング、6回1死一、二塁では5番ボーンをいずれも遊ゴロに仕留めた。今季4度目の完売で4万973人の大観衆を集めた敵地にため息を誘った。
3奪三振は今季2番目に少なく、打たせて取る投球でゴロアウトは13個を数えた。「積極的に振ってきていたので、とにかく丁寧に、しっかりいいところに狙って投げた」。今季10度目の登板で、8度目のQS達成はナ・リーグ2位タイに浮上した。
ミルウォーキーには忘れられない苦い思い出がある。昨年7月7日の対戦で日米通じて最短の2/3回で降板。4安打5失点とめった打ちされた。昨秋のナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦ではメジャー初完投の快投を演じ、「Losing isn’t an option.」(負ける選択肢はない)という名言も生まれ、今回はレギュラーシーズンでもやり返した。デーブ・ロバーツ監督は「完全に試合をコントロールしていた」と褒め、球団公式SNSも「Losing wasn’t an option.」(負ける選択肢はなかった)と名言を過去形に変換して称えた。
アナハイム、サンディエゴ、ミルウォーキーの遠征9試合を7勝2敗で締めくくり、地区首位を堅持。好調の「投手・大谷」とともに頼れる背番号18がけん引している。(杉浦大介通信員)
【山本に聞く】
――3回は二塁を狙った打者走者を中堅手パヘスが好返球で刺した。
「走者が二塁や得点圏に行った時の打者との対戦は少し球数がかさみやすい場面でもあるので、ああいうところでアウトになったのは凄く大きかったし、助かった」
――2度のゴロ併殺は打たせて取る意識。
「もちろん基本通りに、そういった意識で投げた。クイック(モーション)に入ってからも、ここ最近ちょっとずつ良い感覚になってきた。落ち着いて投げられたので、それが併殺につながったかなと思う」
――ボール先行の場面も慌てない。
「そういう時もあるので、落ち着いて投げたし、カウントが悪くなっても、いろいろなボールを投げられるというのは自分の長所の一つだと思っている。自信を持って投げられたと思う」
