新『GTO』で「反町隆史・松嶋菜々子」夫婦共演はあるか…1998年の『GTO』と2001年の入籍会見にあった”エモすぎる一致”
リアル夫婦が劇中でも夫婦として再共演
恋仲になる役柄で共演した俳優同士が、その後、交際に発展。そして結婚。
『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年/TBS系)の新垣結衣さん・星野源さんなど、共演をきっかけに結婚されたご夫婦は少なくありません。けれどそういった俳優夫婦の場合、結婚後はツーショットを披露する機会が激減するのがセオリーのため、続編で再共演するというパターンは非常に稀有です。
そんなレアケースを実現させたのが、1998年放送の伝説のドラマ『GTO』(フジテレビ系)で共演した反町隆史さん・松嶋菜々子さん夫婦でした。
一昨年春、連続ドラマから26年の歳月を経て放送された続編『GTOリバイバル』(フジテレビ系)にて、リアル夫婦が劇中でも夫婦として再共演を果たすというエモい展開が描かれたのです。
それからさらに2年が経過した今年7月、反町版『GTO』が再び連続ドラマ化されることが発表され、大きな話題に。新作連ドラでは生見愛瑠さんが新ヒロイン教師を演じることが決定していますが、当然ながら松嶋さん演じる元祖ヒロインの再登場への期待も高まっています。
4月29日に行われた新作『GTO』の会見に臨んだ反町さんは、夫婦共演について「みなさん、一番聞きたいことだと思うんですけど、ご想像に(お任せします)」と含みを持たせていました。松嶋さんのレギュラー出演はさすがになさそうですが、第1話や最終話にスペシャルゲストとしての出演なら可能性は大でしょう。
そこでここからは、『GTO』内で反町さんと松嶋さん演じるキャラクター同士がどのような掛け合いを見せていたか、そして2001年に2人揃って登壇した結婚会見でどのようなことを語っていたかを振り返っていきましょう。
冬月(松嶋)はなんと竹野内豊派だった
1998年7月期ドラマとして放送された『GTO』。
視聴率(ビデオリサーチ調べ/世帯平均視聴率、関東地区)は全話平均で28.5%、最終回で35.7%という驚異的な記録を打ち立てたレジェンドドラマです。
元暴走族の鬼塚英吉(反町さん)が高校教師となり、破天荒ながら生徒1人1人にがっつり向き合い、生徒の悩みやクラス・学校の問題を解決していくというストーリー。鬼塚が担任として受け持つクラスの副担任・冬月あずさ(松嶋さん)は、当初は鬼塚に反発していたものの、次第に惹かれていきます。
冬月の初登場シーンはちょっとした遊び心がありました。けだるそうに目覚める冬月の自室の壁には竹野内豊さんの巨大ポスターが貼られており、冬月がうっとり見つめていたのです。
これは前年の1997年に反町さんと竹野内さんがダブル主演したドラマ『ビーチボーイズ』が大ヒットした際、世の女性たちの間で“反町派・竹野内派論争”が巻き起こっていたことに引っ掛け、劇中の冬月は竹野内豊推しなのだというメタ的なネタだったのでしょう。
劇中での鬼塚・冬月の初対面は学校の校門前でしたが、冬月は鬼塚を不審者扱い。「今日からお世話になる新任の鬼塚英吉です」、「よかったらお名前聞かせていただけませんか?」と話しかけられるも、冬月は怪訝な表情で「すいませんけど、私急ぎます」と去っていってしまうのです。
それから職員室で本当に鬼塚が教師だったとわかった後も、冬月の冷たい態度は変わらず。
冬月が教室の場所を案内する際に、鬼塚は「あ、俺の小学校にもいたんですよ。先生みたいなやさしくてきれいなマドンナ先生。もうね、みんなの憧れの的で。……なんか最高だな。ヨシッ!」と、さっそく好意を抱いている様子。ですが一方の冬月は釣れない態度で、「あんまり浮かれないほうがいいと思いますけど。2年4組ってこの学園始まって以来の問題児ばかりのクラスなんです」と目も合わさず釘を刺していました。
連ドラ最終話、2人のラストシーンは?
要するに、鬼塚のほうは初期の段階から冬月に惹かれていたものの、冬月のほうは鬼塚なんて一切眼中にないような態度だったわけです。
しかし、冬月は回を重ねるごとに鬼塚の生徒に対する情熱や強い信念に感化されていきます。最終話1話前の第11話では、他校の生徒に刃物で刺されて入院していた鬼塚を心配して献身的に看病するほど。
病室で鬼塚が目覚めると冬月は安堵して微笑みます。そして傷の具合がまだ悪いのに起き上がろうとする鬼塚に対して、「ダメですよ、絶対安静なんですから!」、「いいかげん私を信用してください! 前にも言ったでしょ、あなたをクビにはさせないって。女に二言はありません」とたしなめるのです。
また、冬月が病室に着替えを持ってきたシーンでは、看護師から恋人なのかと尋ねられた鬼塚が「そうですよ」と答えると、冬月は「いや、違いますよ!」と即座に否定。「いや、そうですよ」、「違うでしょ!」と繰り返していたものの冬月もまんざらでもない雰囲気で、いわゆるラブコメの定番シーンが描かれていました。
迎えた最終話。
鬼塚たちの学校が他校に吸収合併されることが決定し、鬼塚は生徒たちとともに校舎に立てこもるという展開。夜の学校のフェンス越しに再会した鬼塚に対し、冬月は「いったい私のことどう思ってるんですか? そのぐらい教えてくれたっていいでしょ? 教えて?」と乙女の表情で問い詰めるほどになっていました。
一連の問題が解決後、CA(スチュワーデス)となり空港の航空機内にいる冬月を、鬼塚が離陸を阻止して迎えにきます。冬月が鬼塚に駆け寄って抱きつき、鬼塚がお姫様抱っこするというのが2人のラストシーンでした。
――時は流れ、2024年4月放送の『GTOリバイバル』。現実の夫婦が劇中でも夫婦として再共演するというエモシーンが実現。
終盤でようやく対面した鬼塚と冬月。冬月が「あなたは相変わらず……グレートだった」とサムズアップし、鬼塚が「センキュ」と返し、夫婦としてのツーショットが描かれたのです。
入籍会見で見えた松嶋と冬月の“一致”
1998年の『GTO』からおよそ2年半後となる2001年2月。
昨今の俳優同士の結婚は、本人のSNSや事務所の公式サイトなどで発表するというケースがほとんどですが、反町さんと松嶋さんは2人揃って入籍会見を行いました。テレビカメラ約40台、スチールカメラマン約60人、総勢で約350人にも及ぶ報道陣が詰めかけたそうです。
お互いのどんなところに惹かれたかと尋ねられ、反町さんは「家庭的なところです。ご飯を作ってくれたり」、松嶋さんは「嘘のない、本当にすべてに真っすぐな心に惹かれました」と語るなど、報道陣からの質問に丁寧に答えていたという印象の2人。
反町さんは、婚姻届は会見前日に提出したと答え、「初めてのことなんで、当たり前ですけど(笑)。書くときは緊張しました」と語ったり、夫婦の約束事については「ケンカをしないこと。それだけです」と語ったりするなど、真摯に応じていました。
一方松嶋さんは、出会った当初の反町さんに対する印象として、「理想の人だとは思ってませんでした(笑)」と話し、思わず反町さんは苦笑い。ですが松嶋さんは続けて、「そういうところ(恋愛感情)から(交際に)入ったわけではなく、中身が真っすぐで、私に向かってストレートに来てくれるところが、私を安心させてくれてよかった」と惹かれていった理由を明かしていたのです。
もちろん反町さんと鬼塚は別人格ですし、松嶋さんと冬月も別人格。しかし、松嶋さんが語った“反町隆史評”は、冬月から見た“鬼塚英吉評”として考えても、違和感を抱かないのではないでしょうか。
出会ったばかりの頃は現実の松嶋さんにとっても劇中の冬月にとっても、“彼”は思い描いていた理想の男性像ではなかったにもかかわらず、結果的に生涯をともにする最愛のパートナーになったという一致は、とても興味深いものです。
7月20日(月)からスタートする新『GTO』でも夫婦共演が実現することを期待しています。
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