クソリプを隠したかった2018年のTwitterと、ゾンビがはびこる2026のX。
この記事は「ギズモード・タイムマシン」──すこし前の今日って、何があったんだろう?未来から観察してみたら、懐かしさだけでなく、意外な発見だってあるかもしれません。
2018年5月、「Twitterがクソリプ対策に乗り出す。サービスに悪影響のあるツイートを隠す機能を計画中」を掲載しました。
まだXがTwitterだった頃、特定のユーザーの返信を対象に「もっと返信を見る」ボタンを設置したり、ツイート検索をしても浮上してこないようにするという機能の実装が検討されていました。
その後Xになってから、一度は「もっと返信を見る」ボタンが導入されました。……が、気づけばそれもいつの間にか姿を消し、現在のタイムラインはといえば、インプレッション目的のゾンビたちによる無意味なリプライで埋め尽くされる始末。消える気配すらありません。
会話を守ろうとした防波堤が取り壊され、ゾンビたちの濁流が流れるXのタイムライン。
インターネットの民主化への道はまだまだ遠いですね。
今日の記事:Twitterがクソリプ対策に乗り出す。サービスに悪影響のあるツイートを隠す機能を計画中
掲載日:2018年5月18日
著者:David Turner - Gizmodo US[原文]
(以下、元記事を再編集のうえ掲載します)
悪意あるツイートが数%減ると言いますが…。
Twitterは「数週間以内に、“会話を損なうツイート”を隠せるようにする」と発表しました。
リプライを対象とした機能で、アルゴリズムによって特定のユーザーのツイートが表示されにくくなります。対象となったツイートは「もっと返信を見る」ボタンを押さないと見れなくなります。また、対象になるユーザーのツイートは検索にかからなくなるとも。
TwitterのVice PresidentであるDel HarveyがSlateに語ったところによると、主にツイートについたいいねやコメントの数と、当該アカウントが受けた苦情やブロック等の数を比べて、対象とすべきか否かを判断する模様。
初期テストでは、検索結果からの通報が4%、リプライからの通報が8%減ったとのことですが、この数字って多いんですかね…? HarveyはTwitter社のブログで「この影響を受けるのは、全Twitterユーザーの1%未満」と語っています。とはいえ、Twitterのアクティブユーザーは2017年末に約3億3000万人、300万以上のユーザーとbotを直撃することになります。実際にこの機能が実装されてみないとその影響のほどはわかりませんが、対象となるのは相当悪意のあるツイートな気がします。すべてのクソリプがこの世から根絶されるわけではなさそう。
一方で、Twitter社は慎重な姿勢も見せています。一見良いことに見えますが、アルゴリズムを利用して特定のユーザーに不利益を与える行為です。外部からはその判断の妥当性が判断しづらく、ユーザーの理解を得にくい可能性があります。The Vergeには「Twitter社はこの点を意識していて、アルゴリズムがどのような判断を下しているかわかるようにするため、投資するつもりだ」というTwitterのCEO・Jack Dorseyの発言が記されています。
Twitter社が健康的な会話を妨害するようなツイートをかなり問題視しているのは間違いありません。「Twitterのポリシーに違反するわけではないが健康な会話にネガティブな影響を及ぼす妨害的な行動にどうすれば積極的に対処できるかが私たちにとっての課題」とはHarveyの言。Dorseyも「暴言や嫌がらせを受けている人々の重荷を取り除きたい」とThe Vergeに語っています。
影響範囲によっては議論を呼びそうです。気持ちよくTwitterしたいだけなんですけどね。
本日のテックな答え合わせ
予言的中度:★★
ロストテクノロジー度:★★★★
再評価度:★★★★★
Image: Getty Images, The Verge Source: Slate, Twitter, The Verge
