「元気なかったね」と気遣ってくれた北越高生、突然の別れに「今は実感がわいて悲しい」
北越高校男子ソフトテニス部の生徒を乗せたマイクロバスが福島県郡山市の磐越自動車道で起こした死傷事故で、新潟市西区の葬儀場では11日、事故で亡くなった男子生徒(17)の通夜が営まれた。
交流のあった人たちからは、突然の別れを惜しむ声が聞かれた。
中学で同級生だったという女子生徒は、受験のストレスを抱えていた中学3年の冬頃、男子生徒から放課後にLINEで「今日元気なかったね」とメッセージを受け取った。相談に乗ってもらうと、「まじめだけど、明るくて面白いところが長所。受験もうまくいくよ」と励まされたという。
6日昼、北越高校のソフトテニス部員を乗せたバスの事故が報道されると、当時のクラスのLINEグループには男子生徒の安否を心配する投稿が相次いだ。訃報(ふほう)に接すると、「残念」「言葉が出ない」といったメッセージがあふれた。
女子生徒は、「(男子生徒が)亡くなったと知ったときは、突然のことにぼう然としていた。今は実感がわいて悲しい」と声を落とした。
一方、同部顧問の教諭は、10日に北越高校で行われた記者会見で男子生徒の人柄に触れ、「先輩や大人からすごくかわいがられるような人懐っこい性格。後輩の面倒を優しく見てくれるような子だった」と語った。
男子生徒はチームの盛り上げ役だったが、3年になって進路に悩む様子を見せることもあり、教諭は相談を受けた際、「焦って決めることはない。じっくり考えていこうね」と声をかけたという。
