国際サッカー連盟(FIFA)は今月8日に北中米ワールドカップ大会規定を改正し、予選を終えて残った出場停止処分の一部を本大会に持ち越さないことにすると発表した。

 もともとの大会規定では、予選での累積警告と累積警告による出場停止のみ本大会に持ち越さないことが決まっていた。ところがFIFAは新たに「2枚の警告による退場や、決定的な得点機会の阻止か著しく不正なプレーによる一発退場」での残存する出場停止についても、本大会には持ち越さないことを決定した。

 これにより、南米予選最終節のアルゼンチン代表対エクアドル代表で決定機阻止で一発退場になっていたアルゼンチンDFニコラス・オタメンディと、2枚の警告で退場になっていたエクアドルMFモイセス・カイセドはW杯初戦から出場することが可能になった。また、アジアプレーオフ最終節のUAE代表戦で著しく不正なプレーによる一発退場となったカタール代表DFタレク・サルマンも恩恵を受けることになった。

 FIFAは今回の改正について「参加協会が男子サッカー最大の舞台で可能な限り最強のメンバーで戦えるようにすると同時に、規律の厳正さを維持しつつ大会の質、公平性、そして世界的な魅力を保つというバランスを図るために下されたもの」と説明している。