「自分がやっぱり、やらなきゃなって」山田康太がピッチに立ち続ける理由。もう一度、横浜FCをJ1へ「引っ張っていきたい」
今季の百年構想リーグで、横浜FCの背番号7はチームでダントツのプレータイムを記録している。1342分。開幕からここまでの15試合で唯一、すべてのゲームに先発出場。途中交代(82分)は3節・栃木C戦のみ。4月下旬からの連戦でもスタメンに名を連ね、ピッチ上でタイムアップの笛を聞いている。
14節・相模原戦後に、山田はそう語っている。「試合までに良い準備をして、怪我とかなければ...怪我は多少あっても、やっぱりピッチに立つ準備をしたい」とも。
どんな準備をしているのか。山田は「ほんと、身体に向き合う時間は増えました」と明かす。「今年(7月10日に)27歳になるので。けっこう(身体的に)きているなって、たまに思うので、いつもはやっていないことをしてみたりとか」。
たとえばオフの日でも、グラウンドに来て、トレーニングやリカバリーに汗を流すこともある。日々のコンディション作りに余念がない。
「試合が終われば、次の試合の準備が始まっているので。食事だったり、そこからの過ごし方は、本当に無駄にできないと感じています。過去にやっていなかったリカバリーの方法を取り入れたりして、それが良い方向に出ているのかなとも感じています。だからこそ、もっとあれをやろう、これをやろうって思えています」
昨年3月に横浜FCに移籍し、32試合に出場。貴重な戦力として奮闘したが、チームはJ1残留を果たせなかった。
間違いなく責任感を覚えているのだろう。サッカーに懸ける想いはより一層、強くなっている。
「去年、降格して、やっぱり悔しかった。もう1回、(J1に)戻るっていうところで、自分がピッチに立ち続けて、引っ張っていきたい」
誤解を恐れずに言えば、山田は淡々と、それが当たり前のように平然と話す。フル出場も「最後までチームのためにやりたいなって」、タイトな日程でも「自分がやっぱり、やらなきゃなって思っていたので」。
タフに戦う山田に、須藤大輔監督は「本当にね、ダイナモのように動いてくれてますんで」とその奮闘に目を細め、「故障しないようにしてあげなきゃいけない」と慮る。
3−4−2−1のボランチで、攻守の両局面でフル稼働。指揮官が標榜するインプレッションサッカーの最重要キーマンとして、山田はピッチに立ち続けている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集
