小中学校向けに「答えを出さないAI」、子供たちの思考力育む…コニカミノルタ展開
コニカミノルタは2026年度に、生成AI(人工知能)を活用した小中学校向けの新たな学習支援サービスを展開する。
問題の答えは教えず、解くための考え方を回答して学習の「伴走」に徹するのが特徴で、「答えを出さないAI」で子供たちの思考力を育む。
自社提供のタブレット端末などを使ったサービスに、AIが対話で学習の理解を促す機能を追加する。
通常の生成AIを使った場合、子供が考える前に答えが分かってしまうため、成長を阻害するとの指摘が多い。コニカミノルタが開発したAIは、答えを直接教えず、例えば、分数のかけ算を聞くと、「分母同士と分子同士をかけ算する」などと回答する。
疑問内容から理解度を推定し、段階的にヒントを与える。学習に関係のない質問の場合は、偽情報などを生成しないように設計されている。学校や家庭での学習を想定し、不登校の子供や学び直しにも活用してもらいたい考えだ。
教育現場での生成AIの使用を巡っては、文部科学省が24年12月に小中高校向けのガイドライン(指針)を公表し、児童や生徒に、AIに委ねず自分で考える重要性を認識してもらうことが必要だと指摘した。
コニカミノルタは19年にタブレット端末やパソコンでの学習支援サービスに参入し、AIを使った多言語通訳機能も提供している。
