【感染急増のはしか】治療薬は? 妊婦は? 街で聞かれたギモン、専門家に聞きました【バンキシャ!】
感染が急増している「はしか」について、街の人から様々なギモンが聞かれました。感染制御学がご専門の東邦大学・小林寅竽教授に答えていただきましたので、一つずつ見ていきます。【真相報道バンキシャ!】

Q:重症化しやすい人はいるのか?

まず「はしか」の主な症状ですが、感染初期は38℃以上の発熱・鼻水・せきなど風邪に似た症状。そして「コプリック斑」という白い斑点が口の中にできるということです。その後、40℃前後の高熱や全身へ広がる赤い発疹などが出てきます。
乳幼児や免疫不全の方、基礎疾患のある方などは、特に重症化のリスクが高いということですので注意してください。
Q:妊婦への影響について

感染すると早産や流産の確率が高まります。妊婦はワクチンを打てませんので、できるだけ妊娠前に2回接種しておくことが大切だということです。
Q:自分が「ワクチン接種したか」どう確認?
母子手帳で確認することができますが、手元にない場合は、近くのクリニックなどで、抗体価という体内にある「はしか」の抗体の数を調べる方法もあります。
Q:治療薬はあるのか?

現状は、ありません。対症療法で熱を下げることや、発疹などの症状が治まるのを待つしかないということです。
Q:一度感染したらもう大丈夫なのか?
一度感染すると、その後一生「はしか」にかからないという強い免疫「終生免疫」ができるため、再感染の可能性はほぼないということです。
Q:感染しないための対策は?

小林教授によると、対策は「2回のワクチン接種しかない」ということですが、効果が出るのは2週間から4週間がたってからなので、早めにワクチンを打つことが大切だということです。
そして、いまはゴールデンウイークです。連休中に「はしか」が疑われる症状が出た場合は、できる限り自宅で静養すること。また、休日でも診療をおこなっている病院などを探してほしいということです。ただ、「はしか」は空気感染しますので、公共交通機関はできるだけ使わずに移動してほしいということです。
(5月3日放送『真相報道バンキシャ!』より)