「ハルカはすぐに僕に電話をしたのですが、まったく気が付かなかったんです……。すぐに高速を降りて迎えに行きましたが、ハルカには『わざと置いていかれたのかと思った』と大泣きされました。友人にも『彼女を置いていくとかナイわ……』と散々、責められましたね。もちろん、確認しなかった僕も悪いのですが、みんなも寝てて起きるまでハルカの連絡に気付かなかったじゃん……と、なんとも言えない気持ちになりましたね」

 その後、しっかりと反省をした村田さん。ハルカさんにはしばらく文句を言われたというが、「今では笑い話になりました」と話す。

 さいわい村田さんは許してもらえたが、最悪の場合は別れにもつながりかねない。渋滞時は集中力が切れやすくなると言っても、うっかりでは済まされない忘れ物にはくれぐれも注意を払うべきだろう。

◆■サービスエリアを出発する前の「あと一回」の確認が平和を守る

「わざと置いていかれたのかと思った」。彼女のこの涙ながらの訴えには、深い悲しみと「信じられない!」という困惑が詰まっています。

今回は恋人同士のエピソードでしたが、これがもし「妻」だったら、その後の結婚生活にどれほどの暗雲が立ち込めるか……想像するだけで背筋が凍ります。また、もし「子供」が一人取り残されていたとしたら、笑い話では済まない大問題です。

もちろん、女性がハンドルを握っている場合も油断は禁物。旦那さんをパーキングエリアに置き去りにしてしまう……なんて展開のほうが、実は数が多いかもしれません。

楽しいドライブの最後を飾るのは、美味しいお土産と「全員揃っての帰宅」です。

この記事を読んだ皆さんが、今後サービスエリアを出発する際、ふとこの「置き去り事件」を思い出して、「あ、ちゃんと乗ってるな」と確認してくれたら……。そんなちょっとしたことで、連休の小さな悲劇を一つでも減らすお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。

<取材・文/結城 再構成/日刊SPA!編集部>