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ありがたいことにメディアに出させてもらえるようになって8年目になります。最初は「すぐ消える」なんてことを言われたりもしたので、それにしてはなんとかギリギリ粘れてるのではないかと思います。

8年前まではとにかくお金がなくて年収が6万円でした…と、思っていたのですが、この前引っ越しをした時に昔の年収が出てきて5万8291円でした。6万円を下回っていました。記憶というのは曖昧なものです。

そんなお金がない頃は服なんか全く買ったことがなく、事務所の先輩のはなわさんからいただいた服を着るか、東MAXさんからいただいた服を着るか、何も着ないで生活するかの3択でした。

そんな生活を10年くらいはしていたので、服を東京で買ったことがほぼありません。札幌に住んでいる頃は嫌いではなかったのでちょくちょくは買っていたのですが。

しかし、靴だけはそんなお金がない頃もないお金はたいてコンバースのオールスターのハイカットを買っていました。年に1回くらいは買って様々な種類の色のコンバースのオールスターを買っていました。

今振り返ると、何で靴だけは買っていたんだろう?

当時は何も考えずに買っていましたが、理由が何かあるはずなので寝る前に考えてみました。

頭の奥底の奥底にある理由を絞り出して気づきました。たぶん

「靴だけが自分のアイデンティティだった。」

のかなと思います。

「服をそこそこは買ったりしていましたが、買うお金がないので一切買わなくなった」と言いましたが、買わなくなったのはそれだけではありません。

CD、漫画、テレビブロス、アイス、お菓子等々色んな物を買わなくなりました。物だけではありません。趣味もやめました。

ジャイアンツの応援、コンサドーレ札幌の応援、プロレス鑑賞、映画鑑賞、バンドのライブ鑑賞、ゲーム購入等々もやめました。

お金がないので。あと、それのためにバイトを増やすのは本末転倒かなと思っていたので。

今思うと全ての好きな物がない生活だと思っていましたが、コンバースのオールスターのハイカットだけは買っていたということは、これだけは

「許してよぉ〜〜〜」

という感じで、自分へのギフトとして心の支えになってたんだと思います。

この前ファッションが好きなハナコの菊田に

「布川さんそのコンバース良いですね!」

と、言われすごく嬉しかったです。恐らく、それはただ靴を褒められただけではなく「自分の心の支えになってた物が褒められたので、人生ごと褒められた感じがしたから」なのかなと思います。菊田は、そんなつもり間違いなくありませんが。

服はずっと買っていなかったので何を買ったらいいかわからなくなってしまいますが、靴はこれは良いとかこれは良くないをけっこうすぐに判断できます。

恐らく、靴だけはずっと買っていたからなのでしょう。

コンバースのオールスターのハイカット。開発した方ありがとう。

よし。

そういえば昔は服も買っていたのだから、定期的に買っていけばわからないというのがなくなって服を楽しめてた頃に戻れるはずだ。

そうだ。この前河合郁人さんのYouTubeに出させていただいた時に買った、アメコミのトレーナーを着て仕事に行こう。

服を楽しむというのは何か恥ずかしいけど、久しぶりに自分の好きな服を着て服を楽しんでみよう!

その服を着て有吉の壁の収録に行きました。

すると、きつね大津が僕の所に近づいてきて、嫌な感じのニヤつきをしながら僕に話しかけて来ました。

「布川さん。(ニヤニヤ)

その服珍しいですね。(ニヤニヤ)

布川さんが珍しいですね。(ニヤニヤ)

何かあったんですか?(ニヤニヤ)」

、、、

服への気持ちの解放を嫌な角度で見てくる人間がいました。

皆さん。

新しいことに一歩踏み出す時は、きつね大津がいない場所にしましょう。