平山功太プロ1号・小浜佑斗プロ初打点・又木鉄平プロ初勝利…巨人若手も束になって快勝演出、阿部監督「いい攻撃できた」
巨人7−2DeNA(セ・リーグ=25日)――巨人は一回、岸田の適時二塁打で先制し、三回に新人・小浜の2点二塁打などで5点を加えた。
3年目の又木がプロ初勝利。DeNAの連勝は6で止まった。

手応えは会心でも、打球は上がり過ぎた気もしたという。巨人の平山は「行ってくれ」と願いながら走った。高い放物線を描いた飛球が左中間最深部の客席に届く。「思いが届いてくれた」。プロ3年目、19打席目で飛び出した初アーチに、初々しい笑顔を浮かべた。
1点リードの二回だ。先頭打者で迎えた第1打席。DeNAのドラフト4位左腕、片山皓心(ひろみ)(ホンダ)の内寄り高めの速球を一振りで仕留めた。「踏み込んでいけた」という納得の一打だった。
オープン戦の終盤に育成選手でありながら2戦連続のアーチを放ち、脚光を浴びた。ただ、「ホームランバッターでないのは分かっているけど、なかなか頭から抜けなかった」と本塁打の魔力に魅入られてしまった。無理に引っ張る打撃が増えて調子を崩し、開幕は二軍。そこからは徹底して中堅方向へ打ち返すことを意識してきた。成長を認められ、6日に支配下選手登録を勝ち取った。
進歩の跡は、三回の好機にも表れた。「真っすぐを打った後の打席。外から入ってくるカーブがある」と読み、うまく右前へはじき返してつないだ。

続くドラフト5位の小浜佑斗(沖縄電力)は「近い世代で、互いに負けないようにやっている」と、2点二塁打を放ってプロ初打点を挙げた。刺激し合う若手も束になった攻撃で、この回5点を奪い、一気に主導権を握った。
打率はまだ2割に満たないが、平山は「(外野が)固定されていないのはチャンス。最後に出ているのが自分であれば」と貪欲さを隠さない。激しさを増すポジション争いも、22歳の新鋭にとっては、またとない成長の機会となる。(井上敬雄)
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巨人の又木が好救援でプロ初勝利を挙げた。先発のマタが突如制球を乱した三回、二死満塁の場面で登板。後続を1球で一ゴロに仕留めて危機を脱すると、その後も丁寧に厳しいコースを突き、3回1/3を無失点に抑えた。将来の先発ローテーション入りを目指す3年目の左腕は「本当は先発で勝ちたいけど、今はここが自分の仕事場。投げた時は絶対に抑えたい」と不測の事態でアピールした。
巨人・阿部監督「(序盤に打線がつながり)いい攻撃ができた。(平山は)ナイスホームラン。(次の打席の右前打も)素晴らしいヒットだった。(適時打2本の岸田は)きっかけにしてほしい」
