AIによる「大リストラ時代」がまもなくやってくる…!生き残るために必要なのは人間ならではの「意外なスキル」
人間の武器は「信頼の蓄積」
前編記事『経理や総務、税理士や弁護士も危ない…!「AI国王」が予見する「AIの発達」で「大リストラされる職業」』で、人間が大リストラされる絶望的な未来予測を語った、「AI国王」ことYMMD合同会社CEOの齋藤潤氏(44歳)。
はたして人間にできることはないのか――。その問いに対しAI国王は、「AIの発達によって、人間にしかできない価値が明確になる」と語る。
「AIスキルは必須ですが、それだけでは勝てません。『私はAIを使って、見栄えの良い資料や返信メールが作れます』というアピールは、いずれ通用しなくなっていきます。なぜなら、実務的なスキルや成果物のクオリティはAIによって完全に『並質化(コモディティ化)』し、誰もが100点の回答を出せるようになるからです。
そうなった時、仕事の選択基準は『何ができるか(スキル)』から、『誰に頼むか(信頼)』へと完全にシフトします。実務的なスキルはすべてAIが肩代わりしてくれますが、顧客との泥臭い付き合いや、相手の心の機微を理解して築き上げた『信頼の蓄積』だけは、AIには決して作れません。
これからは、スキルを誇示する以上に、強固な人間関係を築いて『個人のブランド』を確立できるかどうかが、生き残るための絶対条件になります。ブランドを持つ一握りの強者がAIを武装して市場を総取りし、ブランドのない層は淘汰される。まさに『スキルはAIに、信頼は人間に』という役割分担が始まると私はみています」
「メンターAI」のススメ
では、これから来る”AIリストラ”時代を乗り切るために、我々はどうAIに慣れていけばいいのか。「AIなんて自分には関係ない」と思い込んでいる人や、便利な検索ツールという認識しかない人も一定数いるだろう。しかし、事務作業から専門業務までがAIに飲み込まれようとしているなかで、最低限のAIスキルを習得することは、もはや個人の嗜好ではなく、生き残るための「必須科目」とも言える。
AI国王は、その第一歩として「『メンターAI(専属の助言者)』を作り、毎日対話すること」を強く勧める。
「多くの人はAIを、単に情報を引き出すための『検索ツール』の延長としてしか使っていません。しかし、それはAIができることの、ほんの一部に過ぎません。AIには、複雑なビジネス課題の整理から、新しいアイデアの創出、さらには誰にも言えない悩みへの助言まで、驚くほど多層的な『脳』としての機能が備わっています。
まずは難しい理屈は抜きにして、自分の今の状況やちょっとした悩みを打ち明けるだけの、自分専用の相談相手『メンターAI』を作ってみてください。毎日10分、ただ対話をするだけでいいのです。自分でも言葉にできなかったモヤモヤを驚くほど鮮やかに整理してくれたり、自分では決して気づけなかった視点から解決のヒントをくれたりするはずです。『AIにこんなことまで相談できるのか!』という驚きに触れ、AIと話すことに慣れる。AI時代に乗り遅れないために、ここから始めてみてはいかがでしょうか」
労働がAIに置き換わり、経済の概念すら変わっていくこれからの時代。世間がAIの進化の真の恐ろしさに気づいた時、すでにあなたの隣の席には、目に見えないAI社員が座っているかもしれない。
