マイナビは、全国の企業、個人を対象に実施した、「マイナビ アルバイトの服装・身だしなみに関する調査レポート」の結果を発表した。同調査は2025年に開始し、今年で2回目となる(調査期間:3月2日〜3月10日、調査対象・個人:全国の15〜69歳の男女(中学生を除く)のうちアルバイトの仕事している人・企業:従業員数10名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で自社の採用方針を把握しておりアルバイトを雇用しているとした人、有効回答数・個人:3555人・企業:789人、調査方法:WEBアンケート調査(調査主体:マイナビ アンケートモニター提供元:外部調査会社))。


アルバイト就業者に「職場の服装や身だしなみの自由が認められること」の賛否を聞いたところ、賛成(賛成24.1%+どちらかといえば賛成29.5%)は53.6%で、前年に続き過半数を占めた。学生(高校生+大学生)に限定すると、賛成が66.9%で全体に比べて13.3pt高かった。


賛成理由では、全体・学生ともに「自分らしく働きたい」「リラックスして仕事ができる」「職場の堅苦しさがなくなる」が上位となった。


反対理由をみると、全体では「動作性(動きやすさ等)・安全面・衛生面に影響がありそう」が最多となった。一方、学生は「ふさわしい格好を選ぶ自信がない」が最も多かった。


また、アルバイト就業者に、服装・身だしなみにおいて自由が認められるべきだと思う項目を聞いたところ、全体・学生ともに「髪色」「髪型」「メイク」が上位となった。


アルバイト就業者のうち、「服装・身だしなみが自由である職場は、応募意欲が上がる」割合は、全体で51.3%、学生に限定すると66.0%で全体に比べて10pt以上高かった。

また、「服装・身だしなみが自由である職場は、働くモチベーションが上がると思う」割合は、全体が51.0%に対し、学生は59.3%だった。特に学生は服装・身だしなみの自由が就業先決定や働く意欲に影響する可能性がうかがえる。


企業の採用担当者に「直近5年間(2021年〜2025年)で従業員の服装・身だしなみの決まりを緩和したか」を聞いたところ、33.4%が緩和したと回答した。


緩和した具体的な内容では、「服装」が53.4%で最も多く、「服装の色(32.2%)」「髪色(30.7%)」と続いた。


また、服装・身だしなみの決まりを緩和した影響について聞くと、良い影響では「従業員のモチベーション向上に繋がった」が29.5%で最も多く、「働きやすい会社のイメージがついた」「職場の堅苦しさがなくなった」と続いた。

同社 キャリアリサーチラボ 研究員 宮本祥太氏は、「今回の調査では、アルバイト就業者の服装・身だしなみに対する関心の高さがうかがえる結果となり、特に学生においては『自由』に対する意識の高さが目立った。服装・身だしなみの自由に賛成する背景には、『自然体でいられる環境』に対するニーズがあると推察できる。仕事とプライベートの境界を分け、仕事の度に“バイトモード”へ気持ちを切り替えるというよりも、自分らしく安定した心で向き合えるような職場に魅力を感じているのかもしれない。一方で、学生の反対意見では『ふさわしい格好を選ぶ自信がない』が上位となった。自由度が高いからこそ、かえって負担や煩わしさを感じる人がいることも留意すべき点。企業調査の結果からは、服装・身だしなみの決まりを緩和することで従業員の働く意欲や職場のイメージ向上に繋がっている様子もみられ、人材の獲得や定着に寄与する可能性が感じられる。新年度が始まりバイト人材の入れ替わりが多くなる4月〜5月にかけて、企業は『服装・身だしなみ』の観点から、職場の魅力を高める工夫を検討してみても良いのではないか」と、コメントしている。