CASC(中国航天科技集団)は日本時間2026年4月7日、海南商業航天発射場から「長征8号」ロケットを打ち上げ、搭載していた通信衛星18機を所定の軌道へ投入しました。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


打ち上げ情報:長征8号(千帆 第7グループ)

・ロケット:長征8号(Long March 8)
・打ち上げ日時:日本時間 2026年4月7日 22時32分
・発射場:海南商業航天発射場(中国)
・ペイロード:千帆(Qianfan / SpaceSail) 第7グループ 18機


新華社の報道によると、今回投入されたのは中国の通信衛星コンステレーション「千帆(Qianfan)」の第7グループとなる18機です。「千帆」は上海スペースセイル科技(Shanghai Spacesail Technologies)が運用する低軌道通信衛星コンステレーションで、「SpaceSail」とも呼ばれています。2024年8月の初打ち上げから数えて、今回のミッションにより累計126機が軌道上に展開されたことになります。


千帆は、2027年までに1296機の衛星による初期ネットワークを構築する計画で、最終的には1万5000機規模への拡大が予定されています。


長征8号について

今回使用された長征8号は、CALT(中国運載火箭技術研究院)が開発した2段式ロケットです。1段目と2基のブースターにはケロシンと液体酸素を推進剤とする「YF-100」エンジン、2段目には液体水素と液体酸素を推進剤とする「YF-75」エンジンが2基搭載されています。低軌道(LEO)への打ち上げ能力は約8100kgです。


China in Space(china-in-space.com)の報道によると、基本型の長征8号の打ち上げは約13か月ぶりで、今回が5回目の飛行です。なお、ブースターなどを改良した派生型「長征8号A(Long March 8A)」は、国有コンステレーション「SatNet(国網)」向けの打ち上げなどに使用されており、長征8号シリーズ全体としては通算13回目の打ち上げとなりました。


関連画像・映像

【▲ 海南商業航天発射場から打ち上げられる長征8号ロケット(Credit: 陳小龍 / CASC)】
【▲ 射点へ搬出される長征8号ロケット(Credit: CASC)】
【▲ 吊り下げられたフェアリング(Credit: CASC)】

 


文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部


関連記事ロケット打ち上げ情報世界の主要ロケット一覧世界のロケット打ち上げ推移(1957〜2025)参考文献・出典CASC - 长八火箭成功发射千帆星座第七批组网卫星新華社 - 我国成功发射千帆星座第7批组网卫星China in Space - Qianfan's Seventh Satellite Group DeployedGo4Liftoff - Long March 8 / SpaceSail Polar Group 07