俳優の波瑠と麻生久美子がこのほど、日本テレビ系ドラマ『月夜行路 ―答えは名作の中に―』(8日スタート、毎週水曜22:00〜)の取材に応じ、撮影の手応えや役作り、共演の印象について語った。

大阪ロケの撮影を「本当に旅をしているようだった」と振り返り、互いへの信頼や役への手応えも明かした2人。新鮮な関係性と文学ミステリーが交差する本作で、どんな化学反応を見せるのか――。

(左から)麻生久美子、波瑠 (C)日テレ

○大阪で物語の先の展開まで一気に撮影

この時、大阪ロケを終えたばかりの2人。波瑠は「大変でしたが、とても楽しかったです」と振り返り、新世界や通天閣といった“大阪らしい場所”での撮影に手応えをにじませる。「普段なかなか撮影で入れない環境で、すごく素敵な画が撮れたと思います」といい、物語の先の展開まで一気に撮影したことで「作品の全体像が見えた感覚があります」と充実感を明かした。

さらに麻生との共演については、「本当に旅をしているような感覚でした」とし、劇中の関係性と重なるような“疑似体験”ができたことを強調した。

一方の麻生も、「大阪でのロケは大変でしたが、とても良かったです」と語り、作品への確かな手応えを口に。今作の波瑠は、「今まで見たことのない感じで、とても魅力的です」と絶賛し、「キャラクターとしてもご本人としても惹かれる存在です」と強い信頼関係をうかがわせた。

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○波瑠、初日とは思えないほどのセリフ量

波瑠が演じるルナは、これまで演じてきたものとは大きく異なるキャラクター。「かわいらしさやチャーミングさは、今まで演じてきた役の中で一番強く描かれています」といい、「人に愛されるための振る舞いをする人物で、その点がとても新鮮です」と印象を語る。

対する麻生が演じる涼子は、家庭の中で孤独を抱える主婦。母であり妻であることが優先される中で、「自分自身を見失いかけている人物です」と説明する。思春期の子どもや忙しい夫との生活の中で孤独を深めていく役柄に、「私自身も母なので、共感できる部分があります」と率直な思いを語った。

印象的な出来事として挙がったのは、クランクイン初日の波瑠のセリフ量。麻生は「初日とは思えないほどの量を話していて、本当に驚きました」と振り返り、「尊敬しています」と絶賛。それでも撮影はスムーズに進み、予定より早く終わるほどだったという。

波瑠自身も「かなりの量で驚きました」としつつ、劇中に登場する文学作品や作家の名前に触れながら、「勉強しながら覚えるような感覚で新鮮でした」と語った。

そんな2人の現場での会話は「食べ物の話が中心です」とのこと。麻生は、波瑠について「とてもよく食べますし、それでも太らないところが素敵です」といい、「つい食べ物をすすめたくなってしまいます」と語る。波瑠も「楽しく食べて、帰ったらちゃんと体重は増えていました」と笑いを誘い、現場のリラックスした空気を伝えた。

本作は、名作文学を手がかりに事件を解いていくという要素も特徴の一つ。普段の読書について聞かれると、波瑠は「最近は片付けの本ばかり読んでいます」と苦笑い。一方の麻生は「学生時代に角川ホラー文庫にハマっていました」と明かし、貴志祐介の名前を挙げるなど、作品への素地となる読書体験の違いも垣間見せていた。





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