はま寿司で39人におよぶ集団食中毒 バイト賃金未払いで労基から是正勧告も
回転ずしチェーンのはま寿司は2日、「はま寿司 小林店」(宮崎県小林市)で集団食中毒が発生したことを公表。公式サイトで「多大なる苦痛とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫(わ)び申し上げます」などと謝罪した。
はま寿司によれば、3月27日に小林店で食事をした20グループ66人のうち、39人に下痢や嘔吐(おうと)といった症状が確認されたという。保健所が調査した結果、客17人と従業員4人からノロウイルスが検出された。同店を原因とする集団食中毒と判断され、今月2日から3日まで営業停止処分となった。同店は2日に公式サイトで謝罪するとともに、再発防止策を講じていく考えを示した。
外食チェーン店での食中毒は、過去にも発生している。2011年に、焼き肉チェーンの「焼肉酒家えびす」で集団食中毒が発生した。富山、福井、石川、神奈川の4県計6店舗でユッケなどを食べた181人が食中毒を発症。富山で4人、福井で1人が死亡した。この食中毒事件をきっかけに、牛の生レバーの提供・販売が禁止となった。
また、2023年10月には、ステーキチェーン「ペッパーランチ」でハンバーグを食べた客に下痢や嘔吐といった症状が相次いだ。調査の結果、九州・山口エリアの3店舗で11人の客から腸管出血性大腸菌O157が検出。保健所から営業停止処分を受けた。食中毒事故を受けてハンバーグの提供を一時休止していたが、原因を究明し、再発防止策を講じたとして、同年12月に販売を再開した。
一方、はま寿司では集団食中毒を公表した2日に、行田労働基準監督署から是正勧告を受けていたことも明らかになっている。埼玉県内の店舗でアルバイトとして勤務する男子大学生に対し、賃金の未払いがあったとのことだ。
食中毒に加え、賃金未払い問題にも直面しているはま寿司。特に食中毒に関しては命に関わることもある重大な問題だ。今後どのような対策を講じ、利用者や社会からの信頼を回復していくのか。人気チェーンということもあり、多くの国民が注目している。
