広島ドラ1・平川廉がフェンス激突で負傷交代 22歳誕生日にまさか…チームも開幕3連勝でストップ
◇セ・リーグ 広島3―8ヤクルト(2026年3月31日 神宮)
広島のドラフト1位・平川蓮外野手(22)が31日、ヤクルト戦で負傷交代した。4回の中堅守備でジャンピングキャッチを試みた際にフェンスに体を打ちつけ、背中と右肩に痛みを訴えた。開幕戦から「1番中堅」で先発出場し攻守両面で存在感を示し、この日に22歳の誕生日を迎えたルーキーがアクシデントに見舞われた。チームも開幕からの連勝が3で止まった。
平川は痛みをこらえ、無念そうにベンチへ引き揚げた。試合中に球場を後にした背番号51に代わり、新井監督が状態を代弁した。
「ちょっと当たったところが痛いということだったから(交代した)。(今後は)様子を見て、明日の朝チェックしてという感じになる」
0―1の4回1死の中堅守備でアクシデントに見舞われた。オスナのバックスクリーンへの本塁打を阻止しようと、ジャンピングキャッチを試みた際に思い切りフェンスに体を打ちつけた。ヤクルトファンで埋め尽くされた右翼席が歓喜に沸く中、平川は倒れ込み、しばらく動けず。藤井ヘッドコーチとトレーナーが駆けつけた後、自力で立ち上がり、キャッチボールで動きを確認したが、背中と右肩に痛みを訴え交代となった。
この日は22歳の誕生日。初回の打席では左翼席の応援団から「ハッピーバースデー」の演奏で後押しを受けたが、死球となるなどアンハッピーな一日となった。試合後、蔦木篤トレーナーは「フェンスに右肩あたりを打っている。(交代後は)アイシングをした。今、調整中です」と病院で検査を受ける予定があることも示唆した。
攻守両面で存在感を示してきただけに状態が心配される。3月27日の中日との開幕戦では、2点を追う9回にプロ初安打となる同点二塁打を放ち、勝利に貢献。翌28日は守備で魅了した。4回1死満塁からサノーの中飛をさばくと、タッチアップで本塁を狙った三塁走者・岡林を圧巻のレーザービームで補殺した。
普段から、好プレー集を動画サイトで見ているという平川。「自分はファインプレーとかを見て野球に関心を持ち始めた。ファインプレーをして、みなさんに覚えてもらいたい」と守備にも強いこだわりを持っていた。この日ももう少しで本塁打キャッチとなるなど体を張ったプレーで、チームを救おうと必死さ全開だった。とにかく、今は大事に至らないことを願うだけだ。 (長谷川 凡記)
